iOS版GarageBand徹底解説! トラックコントロールを活用してミキシングしよう!①

 

どうもRooveです!

 

今回はiOS版GarageBandにおけるミキシングについて解説をしていきます。GarageBandでは主にトラックコントロールという機能を使ってミキシングをすることになります。

楽曲のクオリティを上げるためには切っても切り離せないのがこのミキシングという行程。もちろん、本格的なミキシングはエンジニアに頼む必要がありますが、エンジニアに渡す前にある程度楽曲のイメージを形にしておくことで、エンジニアも作業がグッと楽になります。作曲者だからミキシングスキルは一切不要、というわけにもいかないのです。

僕もエンジニアほどのミキシングスキルは持ち合わせておりませんが、長らく自分の楽曲をミキシングしてきたので多少の知識はあります。今回はミキシング操作の解説とともに、その辺りの知識も併せてお伝えできればと思っています。

 

さて、それではどの曲をミキシングしていくかということですが、こちらの楽曲を取り扱っていきます。

 

 

過去に僕が製作したEDMの楽曲です。低音を強調したいあまり音がこもったように聴こえてしまうのと、パンニングを一切行っていないのでとにかく音が真ん中(ミドル)で飽和してしまっています。これでは到底世にリリースすることはできません。

さぁ、これからこの楽曲をミキシングして、より耳心地の良いサウンドへとブラッシュアップさせていきましょう!

 

まずはドラムトラックを各パートに分けよう!

 

僕がミキシングをする際にまず一番最初に行うことは、ドラムトラックを各パートごとに分ける作業です。

なぜこれが必要なのか。それは、トラックを分けなければ、EQでキックだけ低音を強調したい場合であってもドラム全体がEQの影響を受けてしまうからです。

また、ドラムはアタックが強く音のインパクトがあるため、複数のパートが同時に鳴ると音量がピークに達してしまう(簡単に言えば、音が大きすぎて音割れしてしまう)可能性が高いので、各パートごとにパンニングを行う必要があることも理由の一つです。

 

ドラムパートをトラック分けする際に注意して欲しいのは、ハットの音のみクローズドハットとオープンハットを分けずに一つのトラックでまとめることです。

基本的にドラム音源は、同じトラック内でオープンハットの直後にクローズドハットが打ち込まれていると、クローズドが鳴った瞬間にオープンの音のリリースが切れるように設定されています。ここをトラック分けしてしまうとオープンの音が無骨にリリースされっぱなしなので、楽曲にメリハリがなくなってしまいます。

 

ドラムトラックを分ける手順としては、トラックを複製し、そこに各パートのノートをコピーする、という流れになります。

 

トラックアイコンをタップし、ツールから複製を選びましょう。するとトラックがコピーされるはずです。それを必要な分だけ繰り返します。

 

 

複製し終えたら、今度は元トラックのリージョンを一つに結合します。

空白の場所を長押しし、透明なボックスが浮かび上がってきたらそれをスライドさせ、元トラックのリージョン全てが収まるように選択しましょう。

選択できたら、リージョンをダブルタップしてツールから結合をタップ。すると複数のリージョンが一つに結合されます。

 

 

結合されたら、そのリージョンを編集します。MIDIエディターに移動しましょう。

左側にドラムパートが割り振られていますので、どれか一つを長押ししてみてください。すると、トラック内のそのパートのノートが全て選択されたはずです。

選択したノートをダブルタップして、コピーを選択します。

 

 

コピーができたら、次は複製したトラックのMIDIエディターに入りましょう。

MIDIエディター上部の再生ヘッドを、コピーしたノートを貼り付けたい位置に合わせてからペーストします。無事に貼り付けができたら、同じようにパートごとにコピーペーストを繰り返しましょう。

 

 

各パートをコピーペーストし終えたら、元トラックは削除せずに残しておきましょう。万が一ペーストを間違えてしまっていた時に元に戻れなくなります。とはいえ、ただ残しておいても他のドラムトラックと競合して音量バランスがおかしくなるので、元トラックはミュートしておきましょう

ミュートは、画面左側のトラックアイコンを右にスワイプし、スピーカーOFFマークをタップすることで行えます。

 

 

この工程が完了したら、次はトラックコントロールの操作説明に入っていきます。

 

 

トラックコントロールの操作解説

 

GarageBandにおけるミキシングは、基本的に『トラックコントロール』を使用して行います。トラックコントロールは右上の歯車マークから呼び出すことができます

 

 

トラックコントロールで設定できる項目は以下の通りです。

 

・トラック音量

 文字通り、音量の大きさを設定できます。バーを右に振れば振るほど音量が大きくなります。

・トラックパン

 パンニングの設定が行えます。右に振ると音が右側から聴こえるようになり、左に振ると左から聴こえるようになります。真ん中の状態はミドルに音が集中して(両耳から等感覚で音が聴こえて)おり、どちらか左右に振るとサイドに音を振ることができるということです。ミキシングにおいては必ず触るといっても過言ではない設定項目です。

・ミュート、ソロ

 スピーカーOFFマークをタップするとトラックをミュートし、ヘッドフォンマークをタップするとトラックをソロ再生することができます。

・プラグインとEQ

 コンプレッサードライブビットクラッシャーなど、中級者以上の方向けのプラグインが揃っています。Visual EQが入っているのは嬉しいですね。

 ですが、初心者の方には少々扱いにくいプラグインになりますので、慣れないうちは使用しなくても構いません。なぜなら、コンプレッサーとEQは簡易的なものがすぐ下にあるからです。簡単なミキシングであれば、そちらでも十分に対応ができます。

・コンプレッサー

 音量の大きすぎる部分だけを減衰させ、トラック全体の音量を揃えるためのプラグインです。僕はGarageBandではあまり使用しませんが、必要に応じて使用するのが良いでしょう。

 ただし、不用意に使いすぎるのは厳禁です。楽曲のダイナミクス(音の強弱、ひいては抑揚)が失われてしまいます。R&BやJazzの様な、抑揚が大切なジャンルではあまり過度に使わない方が良いです。

・トレブル

 EQのうち、トラックの高域の部分に対して働きかける項目です。バーを右に振ると高域がブースト(強調)され、左に振ると減衰されていきます。

・ベース

 EQのうち、トラックの低域の部分に対して働きかける項目です。トレブルと同様に、バーを右に振ると低域がブースト(強調)され、左に振ると減衰されていきます。

・マスターエフェクト

 ここでは、使用するディレイやリバーブの種類を選択することができます。選択したプラグインはすぐ下の『エコー』と『リバーブ』にそれぞれ割り振られます。結構な種類がありますので、色々試しながら使ってみてください。

・エコー

 マスターエフェクトで設定したディレイの効果のかかり具合を調節する項目です。バーを右に振れば振るほどディレイ効果は大きくなります。

・リバーブ

 マスターエフェクトで設定したリバーブの効果のかかり具合を調節する項目です。エコーと同様、バーを右に振れば振るほどリバーブ効果は大きくなります。

 

これらがトラックコントロールで行うことができる設定です。ミキシングをするのに十分な環境が整っています。さすがApple製DAWソフトですね。無料ながら本当に本格的で素晴らしいです。

 

早速この優れた機能たちを使用してミキシングをしていきたいところですが、もうすでに随分と長くなってしまっているのでまた次回にいたしましょう。

今回お伝えしたトラックコントロールの機能をフルに活用して楽曲をミキシングしていきますのでお楽しみに!

ではでは!

 

 

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