どうもRooveです!
本日2020年5月13日、世界的に有名なソフトウェア音源メーカーNative Instruments社(以下NI)が、新たな拡張音源Anima Ascentをリリースいたしました。
Expansionと称されるNIの拡張音源は、あらゆるテーマに沿ってプリセットを作り込んでおり、そのいずれもハイクオリティなサウンドを聴かせてくれる優良製品です。
またNIの拡張音源はジャンルごとにカテゴリーが分類されているので、ユーザーがまさにいま欲しいサウンドをお求めしやすくなっているのが大きな特徴でもあります。
そんな今回のExpansion - Anima Ascentですが、めちゃめちゃドープな良いサウンドを詰め込んでくれています。まずはこちらからデモ音源を聴いてみてください。
モダンなR&Bサウンドや、鋭いTrap系ドラムビートが特徴的な、いかにも現代音楽って感じがします。
少し面白いのはNIのAnima Ascentに対するジャンルの設定です。
以下、引用となります。
TRAP、R&B、SOULをブレンドした、ジャンルベンディングな超現代的ポップサウンド
- Native Instruments
ポップサウンドとのことですが、先に挙がっている3つのジャンルはいずれもブラックミュージックルーツです。
さらに読み進めていくと、こんなことが語られていました。
今のポップスはひと昔前とは違います。古いルールが取り払われ、全くの新人やベッドルームプロデューサー、異端のミュージシャンがこの舞台で活躍するようになりました。 ANIMA ASCENTはメインストリームとアンダーグラウンドサウンドの世界が融合した、現代的でジャンルベンディングなポップスに焦点を当てています。
Billie Eilish、Halsey、Cautious Clay等が牽引するポップス。でもあなたの知っているポップスとは違います。
- Native Instruments
これを読んだとき僕は、確かにそうだよね、と思いました。
おそらく、要約するとこうです。
今やポップスというジャンルは煌びやかな明るい音楽だけがバズる時代じゃない。様々なジャンルのエッセンスが混ざり合った新しいムーヴメントだ。
Billie Eilishのような、アンダーグラウンドな雰囲気のサウンドで作り上げられるポップスは、もはやこれまでのポップス理論とは大きくかけ離れている。
そんなサウンドを厳選して揃えたからリリースするよ。
現在のポピュラー音楽は本当にジャンルレスな時代に突入しているなと僕も思っています。ポップスなのかロックなのか? これはR&B? それともHip Hop?
最近隆盛しているLo-Fi Hip Hopも、Hip HopとJazzの融合です。ジャズサウンドにヒップホップビートを合わせてLo-Fi風の味付けをしてみたら、なんとも形容し難いヒーリングミュージック(癒される音楽)が出来上がったのです。
現代社会では多様性という言葉が頻繁に使われていますが、それは音楽においても同じです。
新しい音楽がどんどん生まれ続けている。僕らミュージシャンも、その流れに追いつかなければ淘汰されてしまいます。
そこでNIが、世のDTMerたちが時代の流れに淘汰されてしまわないように、ニューサウンドを詰め込んだ拡張音源をリリースしてくれたわけです。
本当にいい仕事してくれます。大好きですNI。
お値段はNIのExpansionではお馴染みの6,600円。同社のKompleteシリーズをすでに所有されている方なら、これは買わない手はないです。
生粋のR&BとHip Hop好きの僕はもう購入を決意しました。早くクレジットカード締まって欲しい。笑
Native Instrumentsはこのような新作拡張音源を安定して発表してくれますし、すでにリリースされているものも優秀なサウンドばかりですのでこの機会に、色々とデモを聴き漁ってみると面白いかもしれませんね!
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