DTMerにとって最大の祭典、ブラックフライデーとサイバーマンデーがやってきました。
界隈では『黒金』の名称でも親しまれていますね。
今年もお買い得なセールが、あらゆるメーカーから公開されていました。
時期的にはそれらのセールも終息を迎える頃ではありますが、メーカーによってはこのままクリスマスホリデーまでセール期間を継続していることもありますので、まだまだセール情報にはアンテナを貼っておきたいところです。
当サイトではブラックフライデー、サイバーマンデーのセール特集はしていませんでした。というのも、すでに大手情報サイトさんでそれらの情報発信はタイムリーに行われていたので、そちらを見ていただいたほうが早いと思ったからです。かく言う僕もそれらを参考にさせていただいてますし。
しかし、DTMer界隈において最もお金が流動するこの機会に、それについて全く触れないのは、いち情報発信サイトとしてどうなのか。
なので今回は、僕がこの期間に購入・入手したアイテムをご紹介したいと思います!
情報発信というよりは、かなり僕個人のブログ的な内容になってしまいますが、よろしければぜひお付き合いください!
物によってはまだセール価格で販売されているものもありますので、気になるアイテムがあれば購入を検討してみてくださいね!
僕が購入した順番にご紹介していきますので、さっそく見ていきましょう!
Black Friday Early Birdシーズン
Early Birdという言葉は日本ではあまり耳慣れませんが、海外では結構頻繁に目にする言葉です。
意味的には『朝型の人』とか、『早起きな人』といった感じだったと思います。
要するに、本来ブラックフライデーとされている11月の第4金曜日に至るまでの、前哨戦のようなものです。
11月に入った辺りからブラックフライデーセールを行っているメーカーもあったと思いますが、それらはいずれもEarly Birdセールと謳っていたはずです。
さて、この前哨戦シーズンですが、最初は僕は財布の紐を固く縛っていました。
なぜなら、10月に26万円もするオーディオインターフェイスを買ってしまったからです。すでに満身創痍の状態でブラックフライデーを迎えてしまったわけです。笑
ちなみに、購入したオーディオインターフェイスはこちらです。
クロックジェネレーターにおいてはとても有名なメーカー、Antelope Audioがリリースしているマイクプリアンプ付きのオーディオインターフェイス、Zen Tour Synergy Coreです。
Recする機会がないので簡単なセットアップしか行なっておりませんが、めちゃくちゃ音が良いらしいです。
UADプラグインと同じような(厳密には全然違うが)アナログモデリングプラグイン、FPGA FXが導入可能で、この時期に買えば有償プラグイン約20万円分が無償でもらえるバウチャー付きとのことだったので買ってしまいました。(使用感はまたいずれ記事にしますね!)
このインターフェイスをつないでいれば、アナログ機材と同様の効果を適用させたままレコーディング(いわゆる”かけ録り”)もできるし、プラグインとして各トラックに挿すこともできると。
音楽をやる人間としては、そういった往年のアナログ機材のサウンドを味わってみたいなと思ってしまったわけですね。
ただ、それはあくまで『インターフェイスを繋いでいれば』の話です。
最近はありがたいことに方々から作曲やミキシングのご依頼をいただいており、PCを自宅から持ち出して作業する機会も増えてきました。さすがに25万円のインターフェイスを外に持ち出す勇気がなく、外ではこの恩恵を受けることができないわけです。
うぅ、やっぱり黒金は黒金で何か買わないといけないかなぁ。
でも我が家の財政かなり圧迫しちゃってるしなぁ…。
そんな思いから、なかなか一歩を踏み出せずにいたわけです。
…まぁ、結局買っちゃったんですけどね。笑
Sound Toys – Little AlterBoy
アナログモデリングプラグインの質の高さから、近年はよく名前を聞くようになりましたね。Sound Toysです。
ただ、僕が買ったのはアナログモデリングではなく、ボーカルエフェクトでした。
その名もLittle AlterBoy。
EDM界隈のトップDJの一人、Zeddさんが、楽曲『Funny』でボーカルに適用したことで有名なプラグインですね。
ボイスマニピュレーター、と言われているプラグインで、ボーカルの声質をわかりやすく変えることができるツールです。
ピッチやフォルマントを変えてボイスチェンジができますし、MODEからQUANTIZEにしてあげれば簡単にケロケロボイスを作ることもできます。
また、DRIVEから倍音の付加もできるので、ツマミを少しだけ回して声に煌びやかさを足してもいいし、大きく回して歪ませてあげても面白いです。
MIXから原音との混ぜ方を調整して、ダブラーのように聴かせることもできちゃいます。
さらに、インストゥルメントトラックに楽器として挿すこともできるんです。
サイドチェーンで欲しい音色のトラックを指定してから打ち込めば、そのトラックの音色を自分が打ち込んだMIDIに合わせて奏でることができます。
人の声などもMIDIで制御することができるので、エレクトロ系の楽曲においては大活躍しそうです。
通常価格は99$ですが、ブラックフライデー価格で60%オフの39$でした。
Polyverse Music – Infected Mushroom Bundle
サイトランス系DJユニットInfected Mushroomとのコラボレーションで知られるPolyverse Music。
今回僕が買ったのも、これまでにInfected Mushroomがプロデュースしてきたプラグインをセットにしたバンドル商品です。
商品構成は、Gatekeeper、Manipulator、I Wishの3つのプラグイン。いずれも、EDMではよく使われるエフェクトたちです。
バンドルの通常価格は297$ですが、ブラックフライデー価格で66%オフの129$でした。
また、ついでに、同じく彼らがプロデュースしているフリープラグインWiderも導入。こちらはいわゆるイメージャープラグインですが、せっかくなので入れてみました。(不要なら消す所存です。笑)
それぞれ、特徴は以下の通り。
・Gatekeeper
ボリュームとパンニングのオートメーションを同時に操ってくれるようなプラグインです。
画像の通り、音量の増減の起伏を、絵を描くように簡単に設定できます。また、画像左上のあたりにタブをいくつか設定でき、タブごとに左右のパンニングを設定できるので、右と左で変わった聴かせ方をして複雑なステレオ効果を演出することも可能です。
プリセットも豊富で非常に使いやすいので、サウンドメイクのアイデアに困ったらとりあえず挿してみる、といった使い方が良さそうですね。
・Manipulator
またもやボイスマニピュレータープラグインです。名前もわかりやすくManipulator。
Little AlterBoyだけじゃ飽き足らず、こっちも欲しくなっちゃいました。笑
なぜこちらも買ったかというと、Little AlterBoyよりも特殊なサウンド効果が多く、かつシーケンサーなどの設定項目が便利そうだったからです。
Manipulatorでは、ピッチやフォルマントだけではなく、ハーモニーやオルタネートなどのLittle AlterBoyではできないようなサウンドメイキングが可能です。
シーケンサーを活用すれば、特殊効果のかかり方をオートメーションのように起伏をつけることができます。Little AlterBoyでは実際にオートメーションを書く必要がありますので、こちらの方が時短に繋がりますね。
Little AlterBoyより劣る点としては、倍音付加はできないので、音質を変えてあげたければ別枠でエキサイターやEQをかけてあげる必要があることでしょうか。MIDI制御エフェクトによるインストゥルメントトラックとしての活用はこちらでもできそうです。
実際にオートメーションを書いて細かくエフェクトのかかり方を操作したい場合はLittle AlterBoy、とにかく特殊なボイスチェンジをしたければManipulator、といった使い分け方がいいかなと考えています。
・I Wish
さぁ、こちらも変わり種です。
MIDI制御エフェクトとしての使用がメインの使い方となるI Wishです。
これも言ってしまえばボイスチェンジャーのようなものですね。声だけでなく、いろんな楽器に適用することができるので面白いです。
LFO(Low Frequency Oscillator)を弄れるのでもうお察しの方も多いかと思いますが、シンセみたいな減算方式の音色変化が得られるわけです。つまり、人の声や楽器の音をシンセ化することができる。
頻繁に使うことはないかもしれませんが、ここぞというところでわかりやすい変化が欲しいときにはいいかも。
元々僕はManipulaorとGatekeeperが欲しくてこのバンドルを買ったので、I Wishはおまけみたいなものです。多分あんまり使いません。笑
・Wider
こちらはバンドルの内容物ではなくフリープラグインですが、せっかくなのでご紹介しましょう。
イメージャープラグインのWiderです。
操作が本当にシンプルで、ただパーセンテージをいじるだけ。
同様のフリーのイメージャープラグインではiZotopeのOzone Imager2が有名ですが、そちらよりもバチッと音像を広げてくれる感じがします。パッド系のシンセに使うと良さそうです。
イメージャープラグインを一つも持っていない方はぜひ導入してみてください。
Black Fridayシーズン
11月の第4金曜日が近づき、世間的にもブラックフライデーの文字をよく目にするような時期になりましたが、僕はもうこれ以上は何も買わないと決めていました。
えぇ、それは固い決心です。
なぜなら、10月の大出費に重ねて、黒金前哨戦で168$(約17,000円)も使ってしまっているわけじゃないですか。もうセーブしておかないと後々カードの支払いで大泣きすることになります。
でも、やっぱりDTMerとしてはセール情報は気になって調べちゃうわけですよ。
「あ、この音色は持ってなかったな」とか、「こんなに便利なエフェクトプラグインがあるんだ」とか、見れば見るほど興味が湧いてきちゃうんです。
…はい。ご推察の通り、買っちゃってます。笑
Produce RNB – Signature
R&B、Hip Hop系の楽曲制作にフォーカスを当てたサンプルパックやMIDIデータを取り扱っている新進気鋭のメーカー、Produce RNBです。楽曲プロデューサーをしている方が個人で立ち上げたメーカーでしょう。
実は、今回の黒金に至るまで全く知らないメーカーでした。
『R&B シンセプリセット』で検索していたらSpectrasonicsのOmnisphere 2のプリセットを公開しているのを見て、初めて認知したんです。
そのプリセットのデモを聴いてみるとなるほど、確かに近年のコンテンポラリーR&BやHip Hopでよく使われるような音色が詰め込まれていて、素直に「欲しい!」と思ったわけです。
ただ、残念ながら僕はOmnisphereを持っていませんので、公開元のメーカーサイトを見てみることに。すると、独自に音源やエフェクトプラグインも制作されていました。
当サイトを以前からご愛読いただいている方はもうご存知だとは思いますが、僕はR&Bが音楽ジャンルのなかで一番好きでして。そこからブラックミュージックに興味を持ち、洋楽の世界に足を踏み入れたものですから。
名前も知らないメーカーではありましたが、とにかく好感が持てたんですよね。
せっかくなので、応援の意味も込めて、音源を買ってみることに。
そうして入手したのがソフトシンセSignatureです。
前置きが長くなりましたが、ここに至るまでの過程を少々熱く語ったことからもうお察しの通りで、これがすごく良かったわけです。
ソフトシンセのメリットにプリセットの豊富さが挙げられたりしますが、それはデメリットにもなり得ます。
単純に、種類が多すぎて探すのが大変なんです。
僕は常々、そのジャンルに特化した音源やサンプルが欲しいと思ってきました。
エレクトロミュージックの隆盛によりEDMジャンルに特化したシンセは数多く存在していますが、僕が大好きなR&BやHip Hopに特化したシンセはあまり多くありません。
Output社のArcadeがR&BやHip Hopに強いイメージがありますが、残念ながらサブスクリプション制のソフトシンセです。
買い切りで持っておくのが好きなタイプなので、このSignatureのようなシンセはまさしく僕が欲しかった音源なんです。
PCM方式のシンセで、すでに出来上がっている音に対して加工をしていくタイプになります。Native InstrumentsのMassiveのような、ゼロから音作りをしていくようなタイプではありません。
プリセットの数こそやや少ないですが、オシレーターやモジュレーション等のエフェクトがシンプルで使いやすいので、狙った音色は比較的容易に作れます。
何より、含まれているプリセットがとにかく、R&Bライクなのが素晴らしい。
「これこれ、このサウンドが欲しかったんだよ!」と思えるプリセットが厳選されている。有名なメーカーの膨大なプリセットの海を、あても無く漂うよりかはよっぽど良いです。
メーカーとしても今後プリセットの拡充はしていく方針のようで、ライセンスが3種類のタイプに分かれていました。僕は応援の気持ちで最上位のライセンスを購入しましたが、良い買い物をしたなと思っています。
最上位ライセンスは通常価格では229$ですが、セール価格で119$でした。
Produce RnB – Chord Engine 2.0 Genesis
同社の製品2つ目、Chord Engine Genesisです。
Native Instrumentsのサンプラー音源ライブラリーKontakt Player上で動作するプラグインです。
説明を読んでいると、R&Bライクなコード進行を探すことができて、それをMIDI化してDAW上に読み込ませることができるとのことです。
なんだよ魔法みたいなプラグインじゃねーか! と意気揚々と購入してみました。
ハッキリ言いましょう。これは大失敗でした。笑
とにもかくにも、操作が上手くいかない。メーカー公式の解説動画を見ながら同じように操作してみますが、同じ動きをしてくれません。
コード進行を考えるのにつまずく事もあるので、その打開策として買ってみたわけですが、こちらを買うくらいならPlugin BoutiqueのScaler 2を買った方が良いです。あちらは素晴らしいプラグインだと思います。
様々なプリセットが含まれているセット商品で買いましたが、通常価格なら200$のところ、特別オファー価格で67$でした。うーん、これは手痛い。笑
Produce RNB – Loyalty R&B Drum Pack
はい、失敗しても懲りてません。笑
自分でも珍しいのですが、応援したい気持ちの方が強かったもので。
もう少し何か買ってあげようと思ったときに、そういえばR&Bに特化したドラムサンプルとかないのかなと思って探してみたところ、さすがです。ちゃんとありました。
買ってみて、実際に音を聴いてみましたが、中々良いです。
音圧もほどよく調整されていて、ミキシングにハマりやすくなっています。それでも、Native InstrumentsのBattery 4のプリセットほどの音圧ではありませんが。
僕は結構気に入っています!
使いやすいように、Batteryにプリセットを登録してみました。皆さんも、ドラムサンプルはご使用のドラムキット音源にプリセット登録しておくと便利ですよ!
こちらは通常価格25$のところ、ブラックフライデーのセール価格で6$でした。
Cyber Mondayシーズン
今年は何にも買わないつもりだったのに、もうここに至るまでに360$(約37,000円)も買っちゃってるじゃないですか。インターフェイスと合わせたら30万円いっちゃいますって。
もうほんとに無理だから!
もう絶対買わないからね!
そう思ってても、なぜでしょうか。やっぱりセール品は調べてしまいます。
…えぇ、もうどうしようもないですね。ここでも買っちゃってるわけです。笑
バカじゃないのほんとに、と自分でも思っています。笑
ここ最近ミキシング依頼を多くいただいていて、自分に足りないプラグインがよく分かってきた事もあってか、安いうちに買っておかなきゃっていう精神が働くんでしょうか。
黒金恐るべし、です…
Pulsar Audio – MU
アナログモデリングで有名なPulsar Audioよりリリースされているコンプレッサー・リミッタープラグイン、MUです。
実はこちら、DTM関連の情報発信で有名な、ゆにばす(@universe_ex)さんが運営されている大手サイトSynth Sonicの愛用マスターコンプ投票特集で見事1位に輝いたプラグインです。
お気に入りマスターエフェクトチェインランキング 2020【コンプレッサー編】
同種の投票を他のエフェクトでもいくつか計測してランキングを作ってくれていますが、いずれもiZotopeのOzone 9が1位を独占しているなかで、コンプレッサー部門ではOzone 9を抜いていました。その時点で結構興味はあったんです。
このPulser MU、多くのマスタリングスタジオで導入されている定番名機であるManley社のMU LIMITER COMPRESSORをモデリングしたプラグインです。
実際に立ち上げてみて、まずそのGUIの素晴らしさに息を飲みます。
実機がまさに目の前にあるかのようなリアリティ。これはテンションが上がる!
基本的にバスコンプ(マスタートラックに挿すコンプ)として使用することに向いているプラグインで、WavesのSSL G-Master Buss Compressorよりも質はいいです。
しかも、CPU負荷が非常に少なく、使い勝手も良い。
MS処理的にコンプをかけることができるし、パラレルコンプレッション(ニューヨーク・スタイル・コンプレッションとも言う)も可能。コンプがかかった音とかかっていない原音とをミックスすることができるので、アタックの際立ちがより強調されます。これは素晴らしい。
何より、実機のサウンドに非常に忠実であるとのこと。実機は触ったことがないのでわからないのですが、良質なアナログモデリングに興味があった僕としてはもう買わざるを得ませんでした。
通常価格では149$のところ、67%オフで49$。これはめっちゃ良い買い物でした。
Soundevice Digital – Royal Compressor
United PluginsのラインナップメーカーSoundevice Digitalがリリースする変わり種コンプレッサー、Royal Compressorです。
1960年代に大活躍したコンプレッサー、RS124をモデリングしたプラグインで、わかりやすくビンテージサウンドが得られます。ビートルズ時代によく使われていた機材だそうです。
試しにボーカルの素音源にかけてみましたが、特にスレッショルドやレシオを設定せずとも、通しただけでテープシミュレーターのような温かみのあるサチュレーションが付加されます。これはギターやドラムなどのバンドサウンドに使うと面白そうです。
音もバッキバキに潰せるので、コンプレッション機能も十分です。
なかなか面白いプラグインで、気に入っています。
通常価格では124$のところ、なんと無償です。
12月のPlugin Boutiqueのキャンペーンで、何かしら有償製品を買い物した際に4種類のプラグインから好きなものが1つ無償でもらえる企画が現在開催されています。
その中の1つにこのRoyal Compressorが含まれていたわけです。4種類の中で一番高価だったので選んだだけなのですが、大当たりでした。
キャンペーン詳細は、先ほどご紹介したゆにばすさんが運営するもうひとつの大手DTM情報配信サイトComputer Music Japanよりご確認ください。
【無料】PluginBoutiqueで買い物をすると4種類のプラグインからひとつが無償提供されるキャンペーン開催!
Waves Audio – Vocal Rider
超ド定番ボーカルオートメーション、Vocal Riderです。
プロの現場でもよく使われている優秀なプラグインですね。
音楽情報雑誌サウンド&レコーディングを読んでみても、テイラー・スウィフト等の一流アーティストの楽曲において使用されているとのことです。自動でボーカルのダイナミクスを調整してくれるんですから、ミキシングプラグインとしては是非ともレパートリーに入れておきたいところですよね。
僕は元々WavesのHorizonバンドルを所有しておりましたが、V9時代のままアップグレードもしていなかったので、もう潰してしまっていたんです。V9は最近のMacOSとの相性がすこぶる悪いので。
WUPでアップデートしても2万円くらいしますし、だったら必要なものだけ単体で買った方が良いかなぁなんて考えてるうちに、とっくに2万円なんて超えてしまってるっていうオチです。笑
Vocal Riderは、ミキシングをしていて本当に必要だなと思えたプラグインでした。
これまではCelemonyのMelodyne 5の音量調整機能で細かく調整をしていましたが、とにかく時間がかかるんですよ。
一括で調整する事もできますが、思った通りの結果にならないことがほとんど。そういう意味では、Vocal Riderの自動オートメーション機能は本当に優れています。
このオートメーションはDAW上に書き出す事もできるので、自動では思うようにいかない部分も後から修正することができます。
通常価格は249$ですが、サイバーマンデーセールでは35.99$でした。
ブラックフライデーセールよりは少しだけ値上がりしてしまってますが、許容範囲です。
Waves Audio – CLA Epic
Wavesの最新作プラグイン、CLA Epicです。
Wavesではもうお馴染みのエンジニア、クリス・ロード・アルジがプロデュースするディレイ・リバーブプラグインです。実はちょっとだけ気になっていました。
ボーカルミキシングにおけるTipsとして、ディレイをリバーブに送ることの大切さをクリスは語っています。それを体現するためのプラグインを、実際にCLA Studioにあるアナログ機材を精密に再現して制作したとのことです。
ディレイもリバーブもある程度プラグインは所有しているのですが、それぞれ別々にプラグインを立ち上げなくてはいけないので、それだけマシンパワーを使います。空間系エフェクトは特にCPU付加が大きいですから。
それが1つで済むなら、マシンを労ることができるかなぁと思って買ってみたわけです。
デモを聴いてみると、結構いろんなことができそうです。ディレイ4パターンに、リバーブが4パターンそれらを自由に組み合わせたり、重ね合わせたりできるので、サウンドデザインの幅は膨大です。
クリス・ロード・アルジはAvril LavigneやU2、Green Dayなどのロック調のバンドサウンドのミキシングで有名ですが、これだけパターンが作れればいろんなジャンルに対応できそうだなと思ったので、お試しで買ってみました。
価格はプロデュース価格で29.99$でした。
実際の使用感はまたいずれ解説した記事を書きますね!
Waves Audio – NLS Non-Linear Summer
リリースされたのはもう随分前のことですが、絶妙なアナログの質感を与えてくれることからまだまだ現役なコンソールプラグイン、NLSです。
SSL 4000G、EMI TG、Neveをモデリングしたコンソールで、アナログ機材独特の倍音成分を簡単に付加することができて、すごく良い味付けになります。
DTMerはデジタル音楽に触れているわけですが、デジテルでは足りないサウンドを補ってくれる良いプラグインだと思います。
各トラックのインサート枠の最後にNLS Channelを、マスタートラックにNLS Bussを挿すことで、トラック全体の音像を調整することができます。正しくアナログコンソールと同じ動きですね。アナログ機材に触れたことがない僕にとっては最高のツールです。
サイバーマンデーキャンペーンで、有償プラグインを2つ以上買うと一部のプラグインが2つ無料でもらえるので、こちらはタダでいただいちゃいました。
通常価格は299$ですが、Wavesはセールが飽和しているので、いつも30$程度で買えます。
Waves Audio – Renaissance Bass
Wavesが誇る傑作プラグインのひとつであるRenaissanceシリーズ。
そのなかで、ベースに特殊な倍音成分を加えることで楽曲中での存在感を際立たせるプラグインがこのRenaissance Bassです。
昨今の楽曲制作において、特に重要視されているのがローエンド処理です。
ベースとキックの存在感を、どうリスナーに聴かせるのか。
楽曲全体の重厚感が変わってくるので、この処理を適切に行えることが本当に大切だったりするんです。
僕はこのローエンド処理があまり得意ではないもので。
これまでEQやエンハンサーを使ってあれこれと試行錯誤をしてきましたが、どうも思うようなサウンドにならないことが多かったんです。
その解決策の一つとして、このRenaissance Bassは欲しいとずっと思っていました。
えぇ、先のサイバーマンデーキャンペーンで無料になったので、ありがたく頂戴しました。笑
Renaissanceシリーズはグラミー賞受賞曲の多くで使用されていることでも有名です。
これを使ってみて、気に入ればシリーズの他のプラグインも入手しようかなと考えています。
なお、通常価格は79$ですが、こちらもいつもセール価格の29.99$で販売されています。
他にも欲しいのいっぱいあったけど…
他にも欲しいものはたくさんあったんですが、今回はさすがにここで頭打ちです。
僕が生きていけなくなります。笑
WavesのManny Marroquinのシグネイチャープラグインバンドルや、Lindell AudioのNeveをモデリングした80シリーズなど、手に入れたいプラグインは山積みです。
しかし財政破綻だけは避けたいので、それはまた次のセールまで我慢することといたします。
結局、今回のブラックフライデー、サイバーマンデー期間で総額478.98$も買っちゃってます。日本円換算したら5万円いかないくらい。48,000円ほどでしょうか?
…うん、買いすぎです。
インターフェイスと合わせたら見事に30万円超えました。笑
もう僕が言っても説得力の欠片もないですが、皆さんお買い物は計画的に!
そして、新しく手に入れた武器で、より良いDTMライフを送ってくださいね!!
それでは、今回はこの辺で!
また次回の更新でお会いしましょう!