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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records
TAKESY’s Selection Playlists

【DTM】無料ながら超本格的! Windows・MacそれぞれのベストなフリーDAWソフトをご紹介します!

 

パソコンを使用したDTMを始めるにあたり、必要な機材やソフトはたくさんあります。
それらの初期投資のために一生懸命お金を工面されている方も多いでしょう。

パソコンやオーディオインターフェイス、マイクなどを用意するだけでも結構な金額が必要ですから、DAWソフトにまでお金を回せない方もいらっしゃると思います。

 

この記事にたどり着いた皆さんは、おそらく以下のようなことで悩んでいらっしゃいませんか?

 

・完全無料のフリーDAWソフトもたくさんの種類があるけど、どれがおすすめなの?

・ぶっちゃけフリーDAWソフトってどうなの? 機能面では劣るんじゃないの?

・フリーソフトの導入って難しくないの? ウイルス感染のリスクとか大丈夫?

 

いかがでしょう。当たっていませんか?

 

先に結論からお伝えしておきましょう。
フリーDAWソフトでも大丈夫です。

 

機能的にどうしても有料DAWソフトには届かない部分はあるのですが、基本的な機能においては有料ソフトと遜色ないほど本格的です。大きな問題ではありません。

ただし、全てのフリーDAWソフトがそうではないのが現実です。

なかには使い物にならないようなものもあったりしますので、フリーでもDAW選択は本当に重要なのです。

 

そこで今回は、現役DTMerとして活動している僕が、オススメのフリーDAWソフトを厳選してご紹介いたします!

Windows、Macそれぞれに適したものをチョイスしておりますので、すべてのDTM初心者の方のご参考になる内容かと思います。

 

それでは、さっそく紹介していきましょう!

 

目次

Windows専用のフリーDAWソフトならCakewalkがベスト!

 

Windowsを使用するなら、フリーDAWソフトは基本的にこれをおすすめしています。

BandLab Technologies社がリリースしているCakewalkです。

 

このDAWはドラマのような波乱万丈な歴史を歩んでおり、かつてはSONARと名付けられていた超有名ソフトでした。Cubase、Logic Pro、Pro Toolsと並ぶ人気があったほどです。当時は有料で販売されていました。

 

このDAWの歴史については以前別の記事でもご紹介しておりますのでここでは多くは語りませんが、簡潔に言うと、一度生産中止となったのち、企業吸収等を経て再び生まれ変わったDAWソフトなのです。

最終的に救いの手を差し伸べた企業がBandLab Technologies社。

同社はこの素晴らしいDAWを多くの人に再び愛用してもらうために、全ての機能を完全無料で解放することを決めたのです。

 

おすすめできる点

 

Cakewalkは、SONAR時代にはPLATINUMと冠されていた最上位版の機能と同等の機能が備わっています。

 

つまり、プロユースの機能が全て使用可能ということです。

 

MIDIトラック、オーディオトラックのどちらも扱えるので、打ち込みによる作曲やボーカルや楽器のレコーディングも対応可能。

音源やエフェクトも最初から強力なものが備わっているし、追加音源・追加プラグイン(VST規格)もCakewalk上で使用することができるので、有料版DAWと何も変わりません

それらが全て無料で使えるというのですから、他のWindows用フリーDAWソフトよりも圧倒的に優秀です。

以前は日本語対応はされていませんでしたが、現在は公式に日本語化されていますので、日本人ユーザーにも安心の仕様です。

 

注意すべき点

 

動作環境は、OSがWindows7以上の64bitのみ、RAM(メモリ)が4GB以上、CPU(プロセッサ)はデュアルコアやクアッドコアなどのマルチコアintel、ストレージ空き容量は最低3GB以上です。

これだけ見ると比較的低スペックでも動くように見えますが、楽曲制作にはかなりのマシンパワーを要しますので、もう少しハイスペックのパソコンの方が安定した動作をさせることができると思います。

 

また、もう一つ難点としてあげられるのはDAWのインターフェイスです。

1280×800での画面表示が必須とされているので、あまりにも小さなノートパソコンだと画面が見づらいことが予想されます。

 

Cakewalkのインストールの手順と安全性

 

CakewalkはSONAR時代から現在に至るまで、供給元の会社はしっかりした大企業です。

なので、ウイルス感染とかの心配は一切無用です。
これもオススメできる点の一つですね。

 

導入手順ですが、Cakewalk公式サイトよりbandlab-assistantというソフトをインストールし、そのソフトからCakewalkをインストールしていきます。その間にBandLabのアカウントを作成する必要がありますが、FacebookやGoogleのアカウントと連携させることも可能なのですぐに完了できます。

あとは、bandlab-assistantの指示に従ってインストールしていくだけです。

 

導入の安全性は確約されていますし、手順も何も難しいことはありませんので、その点についてはご安心いただいて大丈夫です。

 

インストールはCakewalk公式サイトよりどうぞ!

Cakewalk by BandLab公式サイト

 

Macユーザーなら迷うことなくGarageBand

 

続いてMacにおけるフリーDAWソフトですが、これはもうGarageBand一択です。

何しろApple製のDAWソフトですから、動作が本当に安定しています

 

初期搭載されている音源・エフェクトも高品質なものが多いです。

MIDIもオーディオも問題なく扱えるし、追加音源・追加プラグイン(AU規格)もGarageBand上で立ち上げることができます。他の有料DAWソフトにも引けを取りません。

 

おすすめできる点

 

動作の安定性やDAWの基本機能の他にも、GarageBandの特筆すべき素晴らしい要素はたくさんあります。そのうちの一つが、Appleならではのモバイルデバイスとの連携プレーです。

iPhoneやiPadユーザーの方はご存知だとは思いますが、GarageBandにはiOS版(いわゆるモバイル版)も存在していて、スマホやタブレットでも楽曲制作ができます。

スマホやタブレットで制作した楽曲データはMacのGarageBandでも開くことができるので、自宅でも外出先でも曲作りに励むことが可能なのです。

 

また、初期搭載されているプラグインにもAppleらしさが表れています。
例えば、ドラムフレーズをAIが自動で考えてくれる”Drummer“とか。

 

Appleが提唱し続けている『新しい体験』がそこにはあります。

 

注意すべき点

 

基本機能こそ他のDAWと遜色ありませんが、プロレベルの楽曲制作に必要な本格的な機能は一部欠けているのが現実です。

なぜならAppleはプロユースDAWソフトとしてLogic Pro Xを有料リリースしており、明確にそことの落差を設ける必要があったからです。

 

特にエフェクトは、高品質ではあるが種類が少ないというのが正直なところです。
DTMに慣れてきて凝った作品を作ろうと思ったら、ほぼ間違いなく追加音源・追加プラグインが欲しくなってくるだろうと思います。

 

ただし、DTM初心者の方が最初に扱うべき機能はすべてGarageBandに備わっているので、フリーDAWソフトとしては超優秀です。

 

もう一つの問題点としては、上位互換であるLogic Pro Xと操作方法が異なる部分が意外と多いことでしょうか。

DTMerはショートカットキーを活用した楽曲制作をすることが多いのですが、GarageBandはもとより機能が少ないこともあって、扱えるショートカットキーが少ないです。

いずれLogic Pro Xを使用することになった場合は、まずショートカットキーを覚えるのに少し苦労することになります。

 

GarageBandのインストールと安全性

 

正直、GarageBandについてはこの項目を作るべきかどうか悩みました。

結論から言うと、全くもって何の心配もいりません。

 

と言うのも、GarageBandはMacにプリインストールされているアプリケーションなので、セットアップを行う必要がないのです。Macを買った時点で、すでにGarageBandは導入されている状態なので、インストールの煩雑さとも、ウイルスの危険性とも無縁です。

 

その他のフリーソフトたちについて

CakewalkとGarageBand以外は視野に入れなくても良い

 

さて、CakewalkとGarageBandという、Windows・Macのそれぞれの最強フリーソフトをご紹介してきましたが、フリーのDAWソフトは他にもたくさん存在しています。

それらも検討した方が良いのかどうか悩んでいる方も多いかと思いますが、悩む必要はありません。他のフリーソフトではCakewalkとGarageBandに勝つことはできないからです。

 

良いところまで食い下がれるのはReaperくらいでしょうか。

しかし、Reaperは機能面ではCakewalkに勝つことはできないし、GarageBandには機能面では勝てても動作の安定性で勝つことはできません。そもそも本来ならReaperは有料ですし。

 

ご紹介した2つのDAWソフトを選択肢から外すことがあるとすれば、それは将来的に使いたいDAWソフトが明確に決まっているケースです。

Pro ToolsStudio OneFL Studioなどは無料トライアル版が用意されていますので、それらを使用した楽曲制作に興味があるなら、そちらを使ってみるのが良いと思います。

 

なお、GarageBandの上位版にあたるLogic Pro Xも、全機能を90日間無料で使用できるトライアルを用意しているので、GarageBandでの楽曲制作から一歩先に進みたい場合はそちらもアリですね。

 

間違っても使用して欲しくないのは、AudacityやSoundEngineなどのフリーソフトアップロードサイトに置いてあるような音声編集ソフトです。これらはDAWソフトとは呼べません。あくまで音声の編集ができるだけで、音楽の編集はできません。

 

先日、僕の友人のレコーディングエンジニアがTwitter上でこんなことを言っていました。

 

 

僕も基本的に彼と同意見です。

AudacityやSoundEngineをメインで使用しているミュージシャンがいたとしたら、そこから本気度は感じ取れないなというのが正直な気持ちです。

 

このように、DAWソフトはDTMにおけるあなたの相棒である前に、あなたのDTMにおけるステータスも表しています。使用するソフトによっては第三者からあまり良くない目で見られてしまうことも現実としてありますので、しっかりとした良いものを選んで欲しいのです。

 

なお、CakewalkやGarageBandであれば基本的にマイナスな感情が生まれることはありませんので、ご安心ください。

 

Reaperの使用をおすすめするケース

 

先ほどCakewalkとGarageBandに食い下がれるフリーDAWソフトはReaperだけとお伝えしましたが、Reaperが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ReaperはCakewalkとGarageBandのちょうど中間に位置するようなDAWです。

 

Cakewalkは機能面では圧倒的に優秀ですが、ある程度のマシンスペックを用意しなければ動作が不安定になりやすいです。ReaperはCakewalkより機能面ではやや劣るものの、低スペックでも問題なく動かすことができます。

 

一方のGarageBandと比べると、動作の安定性ではGarageBandには劣りますが、機能面ではReaperの方ができることは多いです。ボーカルのピッチ補正なども付属プラグインでできちゃいます。

 

なので、パソコンをDTM用途で新しく購入するのではなく、既に家庭にあるWindowsパソコンでDTMに取り組みたい方はReaperも視野に入れて良いと思っています。

MacならGarageBandが一番トラブルが少ないのでそちらを使うことをオススメしますが、ボーカルのピッチ補正なども無料で使いたいのであればReaperを使用してみても良いでしょう。

 

注意すべき点

 

実質無料で使用することはできるのですが、本来は有料ソフトです。

60日間の無料トライアル期間を過ぎると、使用するたびに『有料ソフトなので60ドルのお支払いをお願いします』といった旨の注意喚起がポップアップとして現れるのですが、5秒間以上待てばそのポップアップは消すことができてしまいます。

 

要するに、支払い請求を踏み倒して無料で利用し続けることができるということです。

 

これをフリーソフトと表現しているサイトも多いのですが、それってちょっとどうなのかなと思います。

もしReaperを使用してみて気に入ったなら、ぜひ60ドルで購入してあげてください。
メーカーは慈善団体として活動しているわけではありません。
応援したい気持ちがあるなら、ちゃんと対価を支払うべきです。

 

もう一つの難点は、日本人ユーザーの少なさです。

 

今でこそ日本語による解説記事も増えてきましたが、元より海外で普及していたDAWなので日本語対応は少々遅れています

日本語化パッチがあるのでそこまで大きな問題ではないかもしれませんが、パッチの導入にも一手間かかりますし、そういった導入に抵抗がある方にはあまりおすすめできません。

 

さらに、難点がもう一つ。

初期搭載されているエフェクトはそこそこ優秀ですが、音源はかなり種類が乏しいです。

レコーディングやミキシング、音響編集には使用できますが、楽曲制作をしようと思ったら追加音源が必須です。

 

有料版Reaperにのみ搭載されているユニークな機能も

 

Reaperにはちょっと変わった機能があります。

それはインターフェイス着せ替え機能です。
有料版のみ使用できます。

 

デフォルトでは操作画面のレイアウトはかなり味気ないものなのですが、Logic Pro風の見た目にしてみたり、Ableton LIVE風の見た目にしてみたり、いろんな着せ替えが可能です。

 

デフォルトの状態ではかなり画面が見にくいこともReaperの難点だったのですが、それは有料版なら改善できるようになりました。

他DAWを模したレイアウトも意外と再現度が高くて面白いです。

 

Reaperのインストール手順と安全性

 

ReaperをリリースしているCockos社は海外では広く知られている優良企業です。

日本語訳の一切ない海外サイトで不安に思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、ウイルス感染などのリスクは考えなくとも良いでしょう。

 

問題のインストール手順なのですが、こちらも日本語訳が一切ないのでちょっと苦戦するかもしれません。導入方法をわかりやすく記載してくれているnoteがあったのでご紹介いたします。

 

Reaperダウンロードとインストール – tomo

【終わりに】フリーDAWソフトも良い仕事をしてくれる

 

さて、いかがでしたか?

 

有料のDAWソフトじゃないと楽曲制作はできないのではないか。

良い作品を生むことはできないのではないか。

 

皆さんが抱いていたそんな不安を、この記事で払拭することができたでしょうか。

 

フリーDAWソフトでも、十分に戦えます

 

本日ご紹介したCakewalkとGarageBandは特にユーザー数の多いソフトなので、皆さんも安心して使ってみて欲しいです。

Reaperも良いソフトなので、気になったらぜひそちらも使ってみてください。

 

当サイトでは、皆さんのDTM環境を整えられるよう、様々な情報を発信しております。

もし、フリーソフトだけでなく有料のソフトも気になっている方は、こちらの記事をどうぞ!

 

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また、DAWを導入する前にパソコンの購入でお悩みの方がいらっしゃったら、過去にパソコン選択について解説した記事がありますのでそちらを読んでみてください!

パソコンとDAWの相性が合えば、制作においても良いパフォーマンスをしてくれます。

 

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Macユーザーで、GarageBandからLogic Pro Xへの移行をお考えの方はこちらも併せて読んでいただければ完璧です!

 

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皆さんが音楽制作を心から楽しめる環境が整うことを、僕も楽しみにしております! 

それでは今回はこの辺で!

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