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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【宅録するなら必見!】防音・吸音を改善して、より良いレコーディング環境を構築!

アマチュアミュージシャンや、ニコニコ系歌い手、Vtuberの方々にとって、『宅録』は斬っても切り離せないもの。

やはり皆さん、「宅録環境を改善したい」と強く望んでいる印象があります。

かくいう私も、宅録環境には本当に悩まされていた一人で、防音室を導入したり、リフレクションフィルターを試してみたりと、考えつくことはなるべく挑戦してきました。仕事の関係で定期的に転居を繰り返すので、防音室の選択もすごく悩んだりしまして。

本来、防音室は業者に施工してもらう形で設置するか、ご自身で木材と吸音材を準備してDIYするかがベストです。が、賃貸住宅を転々とする立場でそれはなかなか難しい。となると、最低限近所迷惑にならない程度の多少遮音性・吸音性まで落として、代わりに持ち運びが簡単な製品をチョイスするしかありませんでした。

そこで今回、すでにある防音室を改良し、より良いレコーディング環境を構築するべく簡単なDIYに挑戦しました!

デッドな録音環境を手に入れるべく、必要なものを揃えて施工してみましたので、その過程をここに記録していきます!

 

TAKESY

すべての宅録ミュージシャンの方のご参考になれば幸いです!

この記事はこんな人におすすめ!

・宅録環境をより良いものにしたい

・ミックス栄えする録り音にしたい

・すでにある防音室を改良したい

この記事はこんな人が書いています

・2〜3年に1度は引越しする

・賃貸住宅在住

・トラックメイカー、シンガーソングライター

目次

【Before】現在の録音環境

まず、現在使用している防音室はこちら。

Infist Design ライトルームプラス Lサイズ
(写っているのは自宅ではありません。笑)

ファスナーで組み立てるタイプの防音室です。そこまで広いスペースを確保できないため、人が一人ギターを演奏できるくらいの広さのものを使用しています。

前述の通り、防音性はそこまで優秀ではありません。この中で歌っていると家の中にいる家族には歌声だだ漏れです。

ただ、隣近所へのご迷惑にはなりません。今のところ苦情をもらったことはないです。

ご覧の通り布製なので、意外と吸音しそうな気がするものですが、実はそうでもないんです。素材のせいなのか、防音室内で結構音が跳ね返るんですよ。なので、レコーディングには結構な影響があります。

 

最初は、リフレクションフィルターを使うことで録り音の改善を図りました。こちらの記事をご覧くださった方も多いかもしれません。

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Alctron PF8のレビュー記事です。こちら、遮音性は最高なのですが、吸音材がマイクをすっぽりと覆う形になるので、録り音への影響も大きいものがありました。ローミッドが籠るのです。

購入当初はこれでも納得をしていたのですが、最近、ミックスの勉強もし始めた中で、やはりレコーディングにおける録り音の重要性を改めて再認識したのです。

Alctron PF8に頼らない形で、なんとかデッドで自然な録音環境は手に入らないものか。試行錯誤した結果、一つの答えにたどり着きました。

 

防音室中の中に大量の吸音材を貼り付けて、音の跳ね返りを無くしたら良いのではないだろうか?

 

外部のレコーディングスタジオを伺った時、ブースに吸音材を所狭しと貼り付けているのを目にしたことがあります。これなら、自分が納得する録り音を実現できるかもしれない。

思い立ったが吉日。さっそく、必要なものを準備をすることにしました。

吸音材とテープを購入

今回のDIYで準備したものは大きく分けて2つ。吸音材と、吸音材を防音室に貼り付けるためのテープです。

吸音材は、ウレタンフォームの正方形のものを購入しました。厚さは2.5cm。本当なら倍の厚さのものが欲しかったですが、費用の関係で今回は断念。厚みがあるものほど音を吸収してくれるので、予算に余裕がある方はそちらを検討してみても良いでしょう。

22枚入りのものと、50枚入りのものを1つずつ買いました。僕が持っている防音室には、これでちょうどいいくらいの枚数でした。

 

続いて、テープです。

転居時に防音室を分解しなければならないことを考えたときに、貼り付けた吸音材は後から自由に着脱できる形にしたいと思っていました。色々と探してみた結果、買ったのはこちら。

 

 

Latunaさんのパワフルピタクロという商品です。マジックテープの裏面に粘着糊が付いていて、好きな場所にマジックテープを設置することができる商品です。これがもう本当に優れもので。本当に助かりました。

大きさに種類がありますが、僕が購入したのは3 × 10cmのものです。18枚セットを7つ、12枚セットを1つ購入しました。

 

圧縮梱包された吸音材を膨らませる

さて、商品が届いたところでさっそくDIYしていきたいところですが、まず最初に行うのは吸音材の開封です。

というのも、ぺったんこに圧縮された状態で送られてくるので、まずはこれらを元に戻すところから始めなくてはなりません。

ひとまず、開封したら1枚1枚剥がして、重ねないようにどこかに放置しておきましょう。個体差はありますが、翌日には結構膨らんでいます。

戻りが悪かったらドライヤーを使おう!

1日で全ての吸音材が元の形に戻るわけではありません。戻りが悪いものについては、ドライヤーで温風を当ててみてください。ウレタンが熱に反応し、元気を取り戻したかのように元の形に戻っていきます。

ただ、これも個体差があって、温風でなんとかなるものもあれば、圧縮されすぎて温風を当てても一切反応しないものもあります。大多数は戻っていきますが、数枚はハズレが潜んでいることはあらかじめ理解しておきましょう。こればかりは致し方ないことです。

テープを吸音材に貼り付ける

吸音材の準備が整ったら、次はマジックテープです。

 

10cmでは大きすぎるので、これを半分に切って使っていきます。

粘着剤にハサミを入れることになりますので、ハサミ、ベットベトになります。あらかじめご了承ください。笑

 

 

切ったマジックテープは一度、メスとオスをはがしてみましょう。うちの防音室の場合は、布の部分にオスの面が貼り付きましたので、使用するのはオスの面のみで、メスの面を防音室に貼り付ける必要はありませんでした。

 

もし、吸音材を壁に貼り付ける場合や、ご使用の防音室の素材が布ではない場合は、メスの面も使用することになります。

 

それでは、吸音材にマジックテープのオスの面を貼り付けていきましょう!

テープ裏の白い紙を剥がすと、粘着糊が出てきます。そのままでは凝固気味で粘着力が弱いので、ドライヤーの温風を当てることで、粘着糊を溶かしていきます。

ある程度溶けてきたら、粘着面を吸音材に貼り付けます。

 

 

正方形の吸音材の四隅にマジックテープを貼り付けます。

実際に貼り付けてみると、結構しっかり粘着してくれているので、無理やり剥がそうとでもしない限りは剥がれることはなさそうでした。この点はすごく安心です。

 

 

あとは、これを繰り返して大量のマジックテープ付き吸音材を量産していきます。

防音室の形によっては、必要に応じて吸音材を切っても良いでしょう。僕も、天井の部分の形が特殊なので、一部吸音材をカットして形を整えてからマジックテープを貼り付けています。

 

マジックテープ好き吸音材を防音室内に隙間なく貼り付ける

量産したマジックテープ付き吸音材を、防音室に隙間なく並べてみた結果がこちら!

 

 

すごくいい感じになりました! ちょっとプロの宅録ブースっぽくなった気がする!

実際に防音室を閉め切って歌ってみましたが、室内で変に歌声が跳ね返ってくるような感覚はありませんでした。レコーディングでも試してみましたが、やはり録り音は少しデッドになった印象です。

床からの跳ね返りもありましたので、そちらはニトリで安いカーペットを買って対応しました。これでもう反射音を恐れる必要はありません!

 

【終わりに】レコーディング環境を整えるなら吸音材は良い選択肢

今回、なんとなく思いつきで吸音材を防音室中に貼り付けることを試してみましたが、結果は良好でした!

費用は総額、約13,000円ほどで対応できました。部屋の広さや防音室の大きさによって、かかる費用は人それぞれ違ってくると思いますが、業者に頼むよりはずっと安い金額で対応できます。

反射音の少ない、デッドな録り音を求めている宅録プレイヤーの皆さんは、ぜひ試してみてください!

 

それでは今回はこの辺で!

また次回の更新でお会いしましょう!

 

 

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