MENU
TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【WF-1000XM3レビュー】ワイヤレスでありながら高音質を実現する素晴らしいイヤフォン

 

音楽が好きなら、イヤフォンやヘッドフォンにこだわりがある方も多いかと思います。

多くのメーカーが様々な価格帯のものを発売しているので、自分に合うイヤフォンを探すのはなかなか大変です。でもそれがまた楽しかったりもしますよね。

 

今回は、SONYがリリースするBluetoothワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン、WF-1000XM3についてレビューしていきます。

 

 

僕も購入して実際に使ってますが、このイヤフォン、控えめに言って最高です。普段使いとしても、楽曲制作時のモニタリング用としても十分に信頼できるアイテムであることがわかりましたので、さっそく解説していきたいと思います。

 

目次

【WF-1000XM3レビュー】高く評価できる点

プロのアーティストも認める音質を実現

 

 

僕の過去の記事をご覧いただいている方なら、僕がまぁ結構なApple信者であることはご存知かと思います。

ワイヤレスイヤホンも、「いつかAirPods Pro買います!」と声高らかに宣言していたこともありました。

 

そんな僕がAirPods Proではなく、SONY製のWF-1000XM3の購入を決めたきっかけは、Twitter上でこんなツイートを発見したことでした。

 

 

日本の一流R&Bシンガーである清水 翔太さんが、その音質の良さから日頃愛用しているBluetoothワイヤレスイヤフォンとして、WF-1000XM3を挙げていらっしゃったのです。

 

ミュージシャン同士で会話していると、イヤフォン・ヘッドフォンの『有線 VS 無線』論争は必ずと言っていいほど話題に上がります。

特にエンジニアの方は有線を好む印象がありますね。

無線接続という目に見えない不確かな接続方法よりも、良い素材の有線ケーブルで確実に接続した方が、音質面・レイテンシー(音の遅延)の面では優れているからです。

 

ただし、利便性においては有線は無線に太刀打ちすることはできません

 

ケーブルがないので配線がごちゃごちゃすることもなく、有線特有の断線の心配もない。

最近ではスポーツ時でも使用できるような防水仕様のものも多いので、とにかくユーザビリティに富んだアイテムになっています。

 

音質を優先して有線タイプを選ぶか、利便性を優先して無線タイプを選ぶか。

これが意外とミュージシャンたちの頭を悩ませる問題だったりするのです。

 

しかし、近年はBluetooth接続の技術も発達しており、ケーブルレスでありながら良音質を実現するイヤフォンも増えてきました。レイテンシーも徐々に改善されてきています。

 

その最たる例がこのWF-1000XM3であるということです。

 

プロミュージシャンも認める音質でありながら、利便性も兼ね備えている。

さすがに僕も「これは買わない手はないな」と思ってしまったわけです。

 

実際に買って使用してみれば、納得の一言でした。清水翔太さんの言葉を借りてしまいますが、普通にいい音です。

 

ノイズキャンセリング・外音取り込み機能が優秀

 

WF-1000XM3が優れているのは音質だけではありません。

特筆すべきはノイズキャンセリング機能と、外音取り込み機能です。

 

音楽を楽しむ上で、どうしても邪魔になってくるのが周囲の雑音。

室内で音楽を楽しむ分にはあまり気にならないかもしれませんが、外出中に音楽を楽しむときはどうしても気になってしまうものです。

 

WF-1000XM3であれば、そういった雑音を気にする必要はありません。

優秀なノイズキャンセリング機能が付加されているので、純粋に音楽だけを楽しむことができます。

 

また、相反するようですが、イヤフォンを装着していて課題になってくるのが、外音が遮断されてしまうことによる注意力の低下です。

人間の五感のうちの一つを音楽で潰してしまうわけですから、どうしても周囲に対する意識は薄れてしまいます。音楽が好きな方なら尚更です。

 

それによって他人との接触事故や、車や自転車との接触事故が発生してしまうことはよくある話です。

 

WF-1000XM3は外音取り込み機能が付加されていて、周囲の音をイヤフォンを通して聴くことができます。

これがまたよく聴こえるもので、音楽を流しながら外音取り込みをしても、はっきりと周囲の音が聴こえます。これなら事故のリスクも軽減できます。

 

WF-1000XM3が優秀なのは、外音取り込みの程度を自分で決められる外音コントロール機能が搭載されていることです。専用のスマホアプリを使用することで、外音をどれくらい取り込むかを自由に簡単に設定することができます。

アプリを通してスマホと連動するというのが味噌で、WF-1000XM3に搭載されているAIがスマホの位置情報を認識し、場所によって自動で外音取り込みレベルを切り替えてくれるアクティブサウンドコントロール機能をも実現しています。

 

イヤフォン時代とされる現代の中で、音楽を最大限楽しむ機能だけでなく、事故を防止するための機能も備わっているのは評価できるポイントですね。

 

バッテリー駆動時間が長く、管理も簡単

 

イヤフォン単体で、フルバッテリーで使用した場合は、ノイズキャンセリング機能を使用している状態で連続6時間、ノイズキャンセリングを使用しなければ連続で8時間駆動することができます。

専用の充電ケースを合わせて使用することでノイズキャンセリングONで24時間OFFで32時間駆動させることができます。

 

1日フルで使用してもバッテリーが切れることはありません。

 

また、専用アプリを使用することで、専用ケースから取り出した時点のイヤフォンの左右、充電ケースの残バッテリーの確認も可能です。

持ち運びをしているとどうしても気になるのがバッテリーの使用状況ですが、WF-1000XM3では充電しなければならないタイミングを見失うことはありません。

 

タッチセンサーで簡単操作が可能

 

イヤフォンの左右にタッチセンサーが付いており、それぞれ機能が割り当てられています。

タップすることで機能を切り替えることが可能です。

 

デフォルトでは、左側のセンサーでは外音取り込みモードとノイズキャンセリングモードを切り替えることができ、右側のセンサーでは楽曲の再生・停止、曲送りや曲戻しをすることができます。

これが意外と便利で、イヤフォンをしながら買い物をするときに、レジで店員さんと応対する時だけ楽曲を停止して外音取り込みをオンにする、といったことができてしまいます。

 

【WF-1000XM3レビュー】イマイチだった点

 

さて、WF-1000XM3がいかに優れたイヤホンであるかを解説してきましたが、実はメリットばっかりというわけでもないのです。

実際に使ってみて見えてきたデメリットもありますので、ここではそれらもお伝えしていきたいと思います。

 

アクティブサウンドコントロールが音楽への没入を邪魔する

 

AIと位置情報の合わせ技で成立するアクティブサウンドコントロール機能ですが、これはおそらく音楽好きの方には不人気だと思います。

というのも、楽曲の展開を無視して問答無用で外音を取り込んできたりするので、はっきり言ってちょっと鬱陶しい機能です。急に外音が耳に広がるので一瞬故障を疑ってしまいます。

こちらは専用アプリからオンオフを切り替えられるので、僕は常時オフにしています。

多分今後もオンにすることはないでしょう。

 

ノイズキャンセリング時にホワイトノイズが入る

 

ノイズキャンセリングは取り込んだ外音に対して、逆位相の音をぶつけることで意図的にかき消しているわけですが、残念ながらWF-1000XM3の場合は、ノイズキャンセリング機能をオンにしている最中に「サアァー…」とホワイトノイズが走ります

音楽を流してしまえばあまり気になるものでもないのですが、ノイズキャンセリングというくらいですから、ホワイトノイズは発生しないようにしておいて欲しかった、というのが正直な感想です。

 

PCとの接続時は他のアプリケーションに影響を与えることがある

 

基本的にこのイヤフォンはスマートフォンやポータブル音楽プレイヤーと接続することを想定して設計されています。スマホ用アプリが存在しているくらいですから。

PCにも接続は可能なのですが、PC本体のサウンド設定を併せて変更してしまうので、それによって使用中のアプリケーションに影響を与えてしまうケースがあります。

例えば、DAWソフトとかがそうです。

先日、Macbook Proを持って外で楽曲制作の作業をしようと思ったときに、うっかり普段使用している有線イヤフォンを忘れてしまったことがありました。

「あ、WF-1000XM3持ってるじゃん」と気付いて実際に接続してみたのですが、接続し始めてからしばらくの間、DAWが一切動作しなくなる現象を確認しています

何度も繰り返し接続してみましたが同様の現象が発生しているので、PCとの接続は相性が悪いんだなとそのときわかりました。

また、PC接続時はやはりレイテンシーが気になります。DTM用途での使用は少々難しいな、というのが正直な感想です。

 

【終わりに】少々高値だが総じて素晴らしいイヤフォン

 

WF-1000XM3は、楽曲制作をするしないに関わらず、音楽を愛する全ての方にお勧めできるイヤフォンです。

しかし、これだけの機能を有しているので、25,880円 + 税と少々値は張ります。

 

ただ、絶対に後悔しないイヤフォンであることは間違いありません。

カラーバリエーションもプラチナシルバーブラックの2種類で、見た目もかっこいいんですよ。ファッションアイテムとしても活用できそうです。

 

もし今回のレビューで気になった方は、Amazonではもう少し値段がお安くなっているようなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね!

 

 

それでは今回はこの辺で!

また次回の更新をお楽しみに!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次