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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【DTM】Macが再起動を繰り返すカーネルパニックに陥った時の対処法

 

DTMにおいてMacを使用していると、おそらく多くの方が一度はぶつかるであろう問題があります。それは、Macが不自然に再起動を繰り返す状態に陥ることです。

 

問題が起きたためコンピューターを再起動しました。このまま起動する場合は、いずれかのキーを押すか、数秒間そのままお待ちください。

 

ご自身のMacマシンでこの文字を頻繁に目にするようになった方は、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。大切なマシンが悲鳴をあげている状態です。

 

この症状、世間一般ではカーネルパニックと呼ばれています。

OSが何かしらの処理をするにあたり、処理を起こせないほどの問題を察知した場合に強制的に自ら再起動する仕組みです。Macは優秀なので再起動前までの作業状況を残しておいてくれることもありますが、残してくれなかった場合はせっかくの作業がやり直しになってしまいます。

何より単純に、パソコンが不自然に再起動を繰り返す状態ってかなり不安ではないですか?

これから長く付き合っていくつもりで購入したMacマシンのはずです。DTMでたくさん活躍してもらいたいところなのに、あんまり調子悪そうだとかわいそうになってきちゃいますよね。

 

そこで今回は、OSが発する危険信号であるカーネルパニック状態に陥ってしまた際の対処法について解説をしていきます!

実際に僕もこの状態に陥ったことがありますが、いまは快適にMacマシンを使用することができているので、もし同じ症状を現在体験している方はぜひ試してみてください!

 

目次

最大の解決策はOSのアップデート

 

ほとんどのケースでこれがベストな解決策でしょう。OSのアップデートです。

カーネルパニックが起きる原因の多くは、OSでは対応しきれないような処理を行うことによるものです。では、そういった状況が発生する原因はどこにあるのでしょうか。

おそらくですが、OSのアップデートを行わないまま新たなアプリケーションや音源・プラグインを導入してしまっているからではないかと思っています。いかがでしょう、心当たりはありませんか?

というのも、こればっかりはDTMerはしょうがないんですよね。何せOSのアップデートは現在使用しているDAWやプラグインに影響を与えかねないので、なるべく行わないようにするのが業界の常識だったりするのです。

ただ、お使いのMacマシンを良い状態に保つためには、OSのアップデートは絶対に必要です。

ここにDTMerのジレンマが生じていますが、いま一度ご確認ください。Mac OSを最後にアップデートしたのはいつですか? 音源やプラグイン、DAWのOSとの互換性情報は確認してみましたか? アップデートしても問題なかったりしませんか?

もし問題ないのであれば、アップデートをしない理由はありません。すぐにアップデートしてください。驚くほどトラブルはなくなります。

アプリケーションや音源・プラグインは基本的に新しいOSにも互換するようにアップデートや対応パッチの配信を繰り返してくれています。どんどん新しくなっていくツールを、古いOSで動かしていくことにはやはり限界があるのです。

 

僕も実際にカーネルパニックが頻発する現象を経験していますが、OSのアップデートを行ったらすぐに解決してくれました。その時から、Mac OSアップデートの影響をほとんど受けることがないLogic Pro XをメインDAWとして愛用しています。

Logic Pro Xを使用することのメリットについて解説している記事もございますので、もし興味があればそちらもご覧ください。僕のLogic Proへの愛が溢れているので、魅力は存分に伝わるかと思います。DAWの乗り換えをご検討の際は参考にしていただければ幸いです。

 

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事情があってOSのアップデートが行えない場合の対処法

 

アップデートすれば一発解決だよ! みたいなことを書いてますが、とはいえそうもいかない状況の方もいらっしゃいますよね。僕もDTMerなので、OSのアップデートがかなりデリケートな問題であることは重々承知しています。

OSのアップデートを行えない方は、以下の方法を試してみてください。一般的に効果があるとされている方法です。

 

直近で導入したアプリケーションを削除

 

OSに対し、新しすぎるアプリケーションや音源・プラグインを導入していることが原因である可能性が高いので、直近で導入したものを削除してみてください。

さすがにせっかく購入した音源やプラグインをすぐに消せというのは酷ですので、まずはアプリケーションの削除から試してみましょう。

 

ログイン項目の確認

 

アプリケーションによっては、Macマシンを起動してログインするのと同時に立ち上がるものも存在しています。DAWによる作曲はかなりのマシンパワーを要しますので、他に立ち上がっているアプリケーションがあるならそれは閉じておいた方が良いです。

ログイン項目は変更が可能なので、そこから不要な起動アプリケーションはチェックを外しておきましょう。

画面左上のAppleマークからシステム環境設定 > ユーザーとグループ > 自身のユーザー名 > ログイン項目へと進むことで変更が可能です。

 

アプリケーションの起動設定を変更する

 

ログイン時に自動で起動するアプリケーションのすべてがログイン項目で表示されるわけではありません。ログイン項目に表示されないものは、アプリケーション本体の設定を変更する必要があります。

もし不要なアプリケーションが勝手に立ち上がるようなら、個別に設定を変えておきましょう。

 

周辺機器のバージョンを確認する

 

DTMerなら多くの周辺機器を接続して使用していることでしょう。オーディオインターフェイスなどがそうです。周辺機器のバージョンがOSとマッチしていない場合にもカーネルパニックは起こりますので、直近で周辺機器を新しく新調した場合などは注意が必要です。

 

マシンをセーフモードで起動する

 

これまでの対処法でも解決ができなかった場合は、少しずつ奥の手へと近づいていきましょう。試してみて欲しいのはセーフモードによるマシンの起動です。

この方法で起動すると、OS内に保存されている様々なキャッシュをクリアしてくれます。少しでもOSの負担を軽くしようとするものです。

セーフモード起動の方法は至って簡単です。電源オフの状態のMacマシンの電源ボタンを押したら、すぐにShiftキーを押し続けておくだけです。

キャッシュのクリアでカーネルパニックが解決する事例も多くあるようですので、試してみる価値はあると思います。

 

要注意:NVRAMのリセット

 

セーフモード起動でも状況が変わらない方は、割とマシンが重症の状態です。もうここまできたらOSのアップデートをぜひして欲しいところですが、どうしてもアップデートはできないという方は、次にNVRAMをリセットしてみましょう。

ただ、できればこれはあまりやりたくないです。なぜなら、日常生活で使用している機能の設定が一部消えてしまうからです。

 

NVRAMとは、マシンの電源がオフになっていても情報を記憶しているメモリ領域のことを指しています。そこに保存されているのはスピーカー音量や画面解像度の設定、タイムゾーンの設定などです。

これをリセットすることになるので、各種設定は一からやり直しになります。少々面倒ですよね。

ただ、背に腹は変えられない事情もあると思いますので、NVRAMリセット方法をご紹介いたします。

電源が落ちた状態のMacを起動し、すぐにcommand + option + P + Rを同時に押し続けます。するとグレーの画面が表示されるはずです。

その後Macが再起動し、起動音が鳴ります。複数回鳴るケースもありますので、鳴らなくなるまで辛抱強くキーを押し続けてください。

2016年以降のモデルのMacでは起動音はならない仕様になっているので、とりあえず押し続けます。気持ち20秒〜30秒ほどでしょうか。

これでもかと押し続けたら、指を離してOKです。NVRAMのリセットは完了しています。

 

最終手段:諦めてOSをアップデートするか、お近くのGenius Barに持っていく

 

これまでの方法をすべて試しても状況が改善しない場合は、もう諦めるしかありません。悔しいですがOSのアップデートをしてください。

「OSアップデートだけは…」という方は、お近くのGenuis Barに持っていくのも良いかと思います。おそらくそこでもOSのアップデートを推奨されるとは思いますが、どうしてもできない事情をお伝えしたら、別の道を模索してくれると思います。最終手段としてはプロにお願いするのが一番です。

 

【終わりに】音楽業界の常識にとらわれてはいけない

 

いかがでしたか?

いくつかカーネルパニック状態に陥った場合の対処法をお伝えしてきましたが、無事に症状を改善することができていたら幸いです。

実は他にもいくつか対処法は存在していますが、DTMerにとってはあまりやらない方が良いものばかりなのであえて紹介していません。(OSを入れ直すとか、マシンを出荷状態に戻す等の類のものです)

 

ここからは、一つだけ注意するべき点をお伝えします。

音楽業界の暗黙のルールとしてOSのアップデートを止めておくことが常識化されているとはいえ、マシンの状態を最適な形に保つことがまずは先決です。そうでないと効率の良い楽曲制作は行えません。 

OSのアップデートを行わずに作業をしているプロのエンジニアは、音楽のためだけにマシンを用意している場合がほとんどです。当然、音楽関連以外のアプリケーションは基本的に導入していません。

要するに、新しいものを次々に導入するのではなく、必要なものだけを厳選して導入するマシンの使い方をしているわけです。OSをアップデートせずとも快適に動作しているのはそれが理由です。

ですが、僕のような在宅DTMerは違います。DTMメインで使用してはいますが、生活に必要な便利ツールは色々と導入してしまったりするものです。そうなると当然、業界の常識の通りに行動しても良い結果は生まれません

マシンを2台用意して、1台を完全に音楽用途にすることができるなら良いですが、そうすることができない場合は、OSをアップデートしても問題ないようなDTM環境を構築することがベストなのではないかと僕は考えています。

その結果、僕はマシンもDAWもApple製に統一したわけですが、やはり快適です。他の記事でもこのDTM環境が素晴らしいことを強くアピールしておりますので、もし気になった方はそちらも読んでみてくださいね!

 

近々、そういった環境を整えるために必要なマインドを解説した記事も書きたいと思っておりますので、楽しみに待っていただければ幸いです!

 

それでは今回はこの辺で!

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