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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【F63-Sシリーズレビュー】FURUTECH製イヤホン変換プラグで優れたモニタリング環境を実現!

『楽曲制作やミキシングはリラックスできる体勢で』というのが長らく僕のポリシーでした。

今もそれはあまり変わってはいないのですが、最近は体勢云々より、きちんとしたモニタリング環境が大切だなと思うようになりました。

というのも、僕のリラックスできる体勢はソファに寝そべる形なので、そんな状態で音楽制作をするとなると、基本的にMacbookにイヤホン直挿ししかないわけです。

今までその環境に不満を感じたことはありません。リラックスしている状態が一番発想力が豊かになると思っていますから。Macbookのサウンドボードもそこそこ優秀ですしね。

しかし、せっかく良いオーディオインターフェイスを買って、マイクまで新調して、それなのにそれらは活用せずにMacbookにイヤホン直挿しで音楽をしているなんて、恐ろしくもったいないことだなと今になって感じ始めたんです。

そんなわけで、最近は自宅のDTMブースの改装に取り掛かっていたわけです。

ある程度の時間と費用をかけて、卓上の台やラックを活用して快適なDTM環境を構築することができたわけですが、いざ新調したブースで制作に入ろうとしたときに、ひとつ問題を見つけてしまいました。

 

オーディオインターフェイスって、基本的にヘッドホンプラグじゃね?

…ってことは、イヤホンプラグを挿すことはできないんじゃね?

 

実は僕、楽曲制作やミキシングはモニタリングイヤホン(いわゆるイヤモニ)で行うタイプでして。ヘッドホンは耳が疲れますから、基本的にレコーディング時しか使用していないんです。

少し前に素晴らしいモニタリングイヤホンを入手したばかりなので、どうしてもこれを活用したい。

試しにオーディオインターフェイスにそのイヤホンを挿してみたりしましたが、案の定サイズが合いません。さぁ困った。

これではせっかく整えたDTMブースが活用できませんので、何か良い変換プラグはないかなぁと探してみました。

結果、なかなか良い商品に出会えましたのでご紹介したいと思います。それがこちら。

オーディオ用ケーブル・コネクター等のAVアクセサリーや、電源機材パーツを製造・販売する純日本国産メーカー、FURUTECH(フルテック)がリリースするイヤホン変換プラグです。その名もF63-Sシリーズ。

FURUTECH製品は高音質で精度が高く、オーディオファンのみならず、世界各国のメーカーからも支持を得ています。そこらの500円くらいの変換プラグとはまた訳が違うんです。

今回はゴールドメッキ素材のF63-S(G)と、ロジウムメッキ素材のF63-S(R)の2種類を買ってみました。

聴き比べてみるとすごく面白くて、サウンドカラーはまったくの別物です。

せっかくなので、当サイトでレビューしていきたいと思います。

TAKESY

3.5ミリプラグ(イヤホン用)から6.3ミリプラグ(ヘッドホン用)への変換でお困りの方は、是非最後までお付き合いください!

この記事はこんな人におすすめ!

・イヤホンからヘッドホンへの変換プラグを探している

・変換プラグにも音質を追求したい

この記事はこんな人が書いています

・シンガーソングライター

・ミキシングエンジニア

目次

イヤホン変換プラグで音質は変わるのか?

これ、気になっていた方も多いのではないでしょうか。変換プラグで音質って変わるの? って話です。

もちろん材質が違えば音も少なからず変わるでしょう。ただ、無視できないほどの音質の変化があるのでしょうか?

答えはイエスです。

それも、わかる人にしかわからないほどの微妙な変化ではありません。素人が聴いてもハッキリとわかるくらい、音は変わります。

なので、変換プラグを適当に選ぶ、というようなことは基本的にNGです。モニタリングに影響が及ぶからです。

変換プラグなんて、選ばなければ500円ほどで買うことは可能です。が、音質はしっかり劣化しますので、可能な限り良いものを買った方が良いでしょう。

今回ご紹介するFURUTECH製の変換プラグも、そこまで高額なお買い物ではありません。2,000円から3,000円前後です。

その程度の出費で良い音が手に入るのですから、惜しまずに投資することをお勧めいたします。

F63-Sシリーズレビュー

 

国産メーカーFURUTECHといえば、高品質な素材で素晴らしい音質を誇るオーディオ変換機器することで有名。

日本国内だけでなく、海外からも高く評価されている安心の純日本国産ブランドです。

今回ご紹介するF63-Sシリーズは、3.5mステレオミニプラグ(イヤホン)から、6.3m標準プラグ(ヘッドホン)への変換ができるプラグです。

ラインナップは2種類。画像のプラグ部分をご覧いただくとお分かりの通り、それぞれプラグ部分の素材が違っています。

左が金メッキ素材のF63-S(G)、右はロジウムメッキ素材のF63-S(R)です。素材の頭文字がそれぞれ商品名についているわけですね。

なお、これら2製品の上位版として、CF63-S(R)という商品も存在しております。プラグ部分はロジウム素材でありながら、ハウジング部分はハイエンドカーボン素材で仕上げているモデルです。

ただ、若干値が張るので今回は購入を見送りました。近々入手したいと思っているので、そちらの使用感また改めてレビューします。

装着感とても良し! 単純にカッコ良い!

とりあえずまずは装着です。

先日購入したばかりのゼンハイザーのモニタリングイヤホン、IE100 PROに装着してみました。

装着感はバッチリです。しっかりカチッとハマってくれるので、電流をしっかりと伝達させてくれそう。

何より、見た目がシックで高級感があるので、少しテンションが上がりますね。これ、音楽をやる人間にとってはすごく大切なことなのです。モチベーションにつながりますから。笑

F63-S(G)は原音に忠実でモニタリングにぴったり!

まずは金メッキ素材であるF63-S(G)から試してみました。

使用環境は、PCがMacbook Pro、オーディオインターフェイスはAntelope AudioのZen Tour Synergy Coreです。そこにゼンハイザーIE100 Proを装着するための変換プラグとして、F63-S(G)を使用する形です。

オーディオインターフェイスは、優れたクロックジェネレーター技術を有しているAntelope Audioですから、出音は申し分ないでしょう。ここから出される音をどれだけ忠実に再現してくれるか、が問われます。

しかし、実際に聴いてみたらもう、驚くこと何のって。

まさに、『原音忠実』です。

一切の脚色なく、また劣化もなく、音をダイレクトにありのまま届けてくれます。レコーディング時や、ミックス時などのモニタリングとして使用するのにぴったりだなと感じました。

この手の変換プラグに最も求められる、「原音を変えずにジャックの形だけ変える」という重要な仕事をちゃんとこなしてくれます。

特にミックス時は、こちらの意図した音像をリスナーに届けるために、優れたモニタリング環境を準備しておく必要があります。このF63-S(G)は間違いなくその環境づくりの助けとなってくれるはずです。買ってよかった、と素直に思いました。

F63-S(R)はクリアでシャープな音像で鑑賞向き!

続いて、ロジウムメッキ素材のF63-S(R)を試してみました。

素材の違いで音が変わる、というのがはっきりとよく分かるくらい、金メッキ素材とは音が変わります。金メッキは原音忠実でしたが、こちらは良くも悪くも音がクリアでシャープになる印象です。

本来聴こえてくるべき音よりもクリアなので、こちらでミックス・マスタリングを行った場合、エンドユーザーであるリスナーの耳には、ロジウムメッキでモニタリングした音よりもやや厚ぼったいサウンドが届けられることになります。

僕の場合はIE100 PROもクリアな音像になっているので、この組み合わせは相性がすこぶる良くないです。ロジウムメッキはモニタリングとしては使えないな、というのが正直な印象。

ただ、観賞用としては良いのではないかなと思います。音の分離感がよく、今まで聴こえてなかった音が聴こえてきそうな気はしますが、それは低音や中低音が減衰されたことによるものなので、あくまでイコライザー的な用途になるのかなと思います。

【終わりに】ここまでくるとハイエンドカーボンモデルも気になる

F63-Sシリーズをご紹介してきましたが、タイプは違えど、どちらも優れた音質だと感じました。

ただ、個人的には愛用するのは金メッキ素材であるF63-S(G)になるかなと思っています。ロジウムメッキ素材も悪くはないのですが、僕の環境には合わないかなといったところ。

ただ、これは本当に好みの問題なので、一概には言えません。間違い無く言えるのは、とりあえず金メッキ素材にしておけば失敗はしないということです。

念のためどちらも商品リンクを再掲いたしますので、気になった方はぜひ購入してみてください。

 

 

ここまでくると、この上位モデルであるハイエンドカーボンを使用したCF63-S(R)も気になってきますね。おそらくプラグ部分はロジウムメッキなのでしょうが、ハウジングがハイエンドカーボン素材であることにより、温かみとクリアさを同時に実現するサウンドのようです。

そちらもいつか購入しようと思っていますので、その際は改めてレビューさせていただきます!

 

それでは、今回はこの辺で!

また次回の記事でお会いしましょう!!

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