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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【Fenderギター】虎杢のフレイムメイプルが美しい! Player Stratocaster HSS Plus Topレビュー!

DTMを始めて、打ち込みに慣れてきた方が、更なるステップアップを求めて辿り着く先があります。そう、楽器の導入です。

やはり、生演奏には計り知れない魔力が備わっています。打ち込みを生演奏っぽく寄せていくことはできますが、生演奏をレコーディングしたサウンドには勝てません。これは間違いなく言えることです。

僕も、気づけばDTMを始めてから5年が経過しました。今年から6年目に入ろうとしているわけですが、実は現在に至るまで、楽曲制作に自分の演奏を取り入れたことは一度もありませんでした。MIDI打ち込みも、基本的にはステップ入力のみを使っていて、リアルタイム入力で鍵盤を叩きながら入力したことも数えるほどしかありません。

そこで、ふと、ギターが欲しくなりまして。

高校時代にバンドを組んでいたので演奏経験はあるのですが、言っても文化祭ライブ程度の実力です。以降はギターを触ることもなく埃を被せていました。つまり、ほとんど初心者と言っても差し支えないレベル。

ですが、ジャズやLoFi Hip Hop系の楽曲を聴いていると、やはりギター演奏は必要不可欠だなと最近感じていたんです。

思い立ったら即行動。大切な友人であり仕事仲間でもあるプロミュージシャン、プロギタリストのko-ji☆さんの助けを借りながら、唸るほど吟味してギターを購入しました。今回はそのレビュー記事です。

僕のようなワガママで生意気な若造にも、嫌な顔ひとつせず、優しく丁寧に色々教えてくれたko-ji☆さんのTwitterリンクはこちら!

シンガーソングライター・タレントのなぎら健壱氏に師事し、現在は演歌作曲家・シンガーの西つよし氏のバックバンドとしても活躍されている、歴としたプロミュージシャンなのです!

日本クラウン系列アーティストの楽曲の、スタジオRecミュージシャンとしても活動されている方です。ギターに対する造詣がとにかく深いので、ギターについてはこの方に訊けば間違いなし。そう思って色々と尋ねていたわけですが…

「いやー、こーじさんはそう言うけど、僕やっぱこっちがいいっすわ」

「んー、でもやっぱりこーじさんの言うこと聞いとこうかなぁ?」

「いや、僕がやりたい音楽ジャンルを考えたらこっち一択でしょ」

「こーじさんの言うこともわかるんですけどねぇ、悩むなぁ」

などと、我の強さを発揮して、親切な提案に対して素直になれず、複数の選択肢を何度も往復した不躾者がこの私です。大変失礼いたしました。笑

最終的にはきちんとko-ji☆さんのご提案を採用して、結果、大満足のお買い物ができたので本当に感謝です!

と言うわけで、今回はその買ったギターのレビューです。まさに今ギター購入に悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

 

なお、今回僕が購入したギターはこちら!

Fender社のストラトキャスタータイプのギター『Player Stratocaster HSS Plus Top』の、Tobacco Sunburst柄の1本です!

これ、今ではすっかり僕のお気に入りです。一生愛用し続けようと素直に思える、素敵なギターに巡り会えました。

どこがどう素敵なのか、これから説明していきますね!

 

TAKESY

触った瞬間から好きになる。そんな感覚が生まれたギターでした!

この記事はこんな方におすすめ!

・ギターの購入を悩んでいる

・初めて買うギターは間違いのないものにしたい

・DTMをしていて打ち込みの限界を感じ始めている

この記事はこんな人が書いています

・現役トラックメイカー、DTMer

・ギター経験は高校の文化祭ライブ程度

・プロギタリストのアドバイスのもとギターを購入

目次

作曲用途で使うなら万能型のストラトキャスターが良い

まず、僕が最初にko-ji☆さんに教えてもらったのは、「作曲で使うなら無難にストラトキャスターが良いよ」ということでした。

サウンドメイキングがしやすいことと、トレブリーでチャキチャキと鳴ってくれるので楽曲の中でも良いアクセントになってくれることが理由です。至ってシンプル。

ところが僕、まずここでko-jiさんにワガママ言ったんですよね。笑

僕はどうしても、ジャズマスタータイプのギターが欲しいと駄々をこねていました。なぜって、ジャズが好きだし、ジャズ要素を取り入れた楽曲を作りたかったから。

もちろん、クライアントからお仕事をいただくこともあるので、いろんなジャンルに対応できれば良いなという思いもありました。が、それ以上に、自分の音楽にフォーカスした1本を求めてしまっていた。ジャズがやりたすぎて仕方なかったんです。

エレキギターは、ボディに埋め込まれているピックアップから音を取り込んでいます。ここで問題になるのは、搭載されているピックアップが、ストラトキャスターとジャズマスターではキャラクターが全然違うということでした。

ストラトはチャキチャキしてエッジの立った音をしているのに対し、ジャズマスターは丸みを帯びてふくよかな音をしているのです。

ジャズマスターはそのサウンドキャラクターから、クリーントーンでジャズをやるか、激しく歪ませてロックに走るかの2択です。

対するストラトキャスターは、クリーントーンでジャズもできれば、クランチサウンドでポップスもできるし、歪ませてロックを演ることもできる。ディレイとリバーブをかけてブルースロックも作れれば、コーラスエフェクトも交えてフュージョンに挑戦することもできてしまいます。とにもかくにも、万能なんです。

また、ジャズマスターは『弦落ち』と言う現象が有名で、激しく弾くと弦のポジションが著しくズレて、演奏を途中で止めざるを得ない可能性も孕んでいます。だからko-ji☆さんはずっと言っていました。「最初にジャズマスはおすすめできない」と。

エレキギターには、他にもいろんなタイプがあります。テレキャスター、ジャガー、レスポール、フルアコースティック、セミアコースティック等々、よく聞く名前ではないでしょうか。さらにブリッジタイプやピックアップ配列にもこだわれば、その選択肢は膨大です。

が、一貫してここは、「最初の1本はストラトであるべし」。

実際に購入した僕も、本当にこれに尽きると今では思います。

テレキャスはサウンドに若干の癖があるので、やはりポップスやロック向き。ジャガーはジャズマスと同系統でロック向き。レスポールはサウンドに艶がありすぎるので当然ロック向きで、ジャズをやるにも曲調が限られる。フルアコとセミアコは逆に、ほとんどジャズしかできない。

すると、あら不思議。

ジャズギターをメインでやりたいけど、クライアントからの多種多様な依頼もそつなくこなしたい僕に必要なのは、ストラトキャスター一択だったわけです。

ジャズマスターが良いのだと言い張っていた僕も、さすがに納得せざるを得なかった。口をへの字にしながら渋々折れたわけです。笑

ストラトキャスターを選ぶ際はピックアップ配列に注意

さて、ストラトの購入を受け入れた僕ですが、その後またすぐにko-ji☆さんに噛み付くことになります。笑

ko-ji☆さんの次の教えはこうでした。「万能さをより追求するなら、HSSのストラトがおすすめだよ」と。

対する僕のワガママはこうです。「ストラトといえば3Sでしょうよ。どうせ買うならザ・ストラトがいい!

これから初めてギターを買う方にとっては、何の話かさっぱりかと思います。これ、ピックアップの配列の話なんです。

ピックアップには種類があることを先ほどお話ししました。ギターの種類ごとに搭載されているピックアップが異なっていると思われた方も多くいらっしゃるかと思いますが、実は同じストラトキャスタータイプでも、モデルによって搭載されているピックアップが異なることがあるんです。

多くの場合、シングルコイルか、ハムバッカーが搭載されています。もちろん、これ以外のピックアップタイプが搭載されているモデルもありますが、ストラトでメジャーなのはこの2種類です。

先ほど話題にあがっていたSとかHというのはそれぞれ、シングルコイル、ハムバッカーを指していたわけです。

ストラトキャスターというギターは、Fender社が1954年に開発、販売したのがその歴史の始まりです。その当時販売されていたのは、シングルコイルを3基搭載した3S配列のものでした。

次第にロックがポピュラー音楽のメインストリームとなっていくと、シングルコイルよりもさらに強いパワーで音が出せるハムバッカーが世に登場します。

1980年代に入ると、かのエディ・ヴァン・ヘイレンが、自身のストラトキャスターを改造して、3S配列のうちブリッジ側のピックアップをハムバッカーに変更した、HSS配列のギターを独自に開発しました。

シングルコイル特有のサウンドカラーに加えて、ロックに必要不可欠なハムバッカーの太いサウンドを盛り込んだそのピックアップ配列は、とにかく強烈だった。本当に万能だったわけです。

あまりに万能すぎたので、多くのミュージシャンが自身のストラトキャスターに同様の改造を施しました。Fender社はこのトレンドを素早く察知して、公式に、HSS配列のストラトキャスターの開発、販売に踏み切ったのです。これが当然のごとく大流行したのは言うまでもありません。

 

さて、僕のギター購入の話に戻りますが、なんとなーく、HSS配列のストラトキャスターは邪道だと思っていました。トラディショナルなモデルではなく邪道なギターを選ぶだなんて、せっかく高い買い物をするのに勿体無いじゃないか、と。

これについては、僕は最後までko-ji☆さんに抗い続け、最終的にはko-ji☆さんが折れる形となりました。

そんなに3Sが欲しいなら3SでもOK。欲しかったものを触っていた方が、きっとすぐに上達するだろうから」と。

…が、この後すぐに、僕は手のひらを返してHSS配列をチョイスすることになります。

木材や塗装によって、そのギターの印象はガラリと変わる

では3S配列のストラトを探そうじゃないか、ということで色んな通販サイトを見ていたところ、ボディトップの柄によって、そのヴィジュアルの印象が大きく変わることに気付きます。

ギターって、様々な表情を持っていて、見ているだけで何か感じるものがあるなぁと。まるで生き物みたいだな、と思わされたのです。

ギターのボディ素材って全部でどれくらいの種類があるのだろう、と気になって調べ始めたのが、僕が今回のギターと出会ったきっかけでした。

ボディの木材について深く解説すると膨大な内容となってしまうので、ここでは他ブログのわかりやすい解説ページをご紹介します。

ギターのボディ材について – エレキギター博士

調べているうちにボディの木材の魅力にハマり、さっそくko-ji☆さんに相談しました。

すると、「虎目のボディがすごくカッコ良くていいよ。特にFenderでは虎目のボディは珍しいからおすすめ!」とのこと。

虎目とは、タイガーメイプルのことです。虎杢とも言います。フレイムメイプルがメイプル木材を板目でとるのに対し、タイガーメイプルはメイプル木材を柾目でとります。

単純に、1本の丸太を半分に分割したところから取れるのがタイガーメイプルなので、丸太のうち真ん中以外ならどこからでも取れるフレイムメイプルよりも、希少価値が高いわけです。

聞けば、ko-ji☆さんもタイガーメイプルのFenderストラトを1本持っているというじゃないですか。たまたまイシバシ楽器の実店舗で売りに出されていたのを見かけて、それが綺麗な虎杢をしていたので、思わずその場で買ってしまったのだそう。

ko-ji☆さんが所持している1本はこちらです。

Fender Japan / ST62 FLAME-T 3TS 紹介ページ – イシバシ楽器

2014年頃にFender Japanから販売されたストラトキャスターで、数量限定で生産されたフレイムメイプルモデルとのこと。Fenderがフレイムメイプルトップを売り文句にしていた数少ない例で、これは確かにかなりレアな1本です。思わず買ってしまうのも頷けます。

 

さて、今回チェックしていたPlus Topシリーズは、Fenderが数ある現在販売中のラインナップの中で唯一、フレイムメイプルであることを公言しているモデルです。しかし、商品イメージを見てみればなるほど、美しいタイガーメイプルボディが採用されているように見えます。

『Fenderのラインナップの中でも珍しい木目が使われている』という響きの魔力と、単純にタイガーメイプルのヴィジュアルの美しさに心を奪われ、「僕もタイガーメイプル欲しい!」となってしまったんです。

調べてみればこのPlus Top、3S配列だけでなくHSS配列もあるとのこと。この時点で僕の頭は、3SとかHSSとかはもはやどうでも良くなってしまって、タイガーメイプルのFenderストラトを手に入れたい一心に切り替わっておりました。

ネットで調べていると、楽器屋によっては現物の写真を載せているところもいくつかあって、どうやらHSS配列の方は大体どれもタイガーメイプルっぽい様子。

よし、もう腹は決まった。さっそくサウンドハウスにてHSS配列のタイガーメイプルストラトキャスターを注文しようとしたところ、ko-ji☆さんから突如、「待った」がかかりました。

 

買うなら、実物をちゃんと目にした方が良いよ! もしかしたら写真では見栄えの良い虎目を載せているだけで、すべての個体が虎目ではないかもしれないし!

 

…TA・SI・KA・NI!!!!

たまたま写真の見栄えが良いだけで、実際に自分の元に届く1本が美しいタイガーメイプルであると確実に言い切れる訳ではありません。

とはいえ、近隣の楽器屋にこのモデルが置かれているところを見たことがありません。実物を見るべきとは言っても、その実物が楽器屋にないのだから、通販で買うしか方法はないわけです。

え、これどうしたら良いんですか? とすがりつくようにko-ji☆さんに訊きました。ついさっきまでめちゃめちゃ反抗してたのに、急にあたふたと頼り始めた大うつけ者こそ、この私です。笑

そうして返ってきた答えが、これ。

 

「問い合わせしてみたら? ちゃんとした楽器屋なら応じてくれるはずだよ」

 

通販で楽器を買うならサウンドハウスがおすすめ

日本全国のミュージシャンの強い味方、サウンドハウス。

当ブログでも商品リンクは可能な限り掲載していますし、いち消費者としても頻繁に利用させていただいていて、本当にお世話になっています。

ギターを買うときはサウンドハウスで注文しようと決めていたので、ダメ元でメールフォームから問い合わせしてみました。

実際のサウンドハウスのスタッフさんとのメールでのやり取りを、コピーペーストして掲載していきます。

TAKESY

お忙しいところ恐れ入ります。
一点、ご質問させてください。

こちらのギターの購入を検討しておりますが、説明中ではボディ素材がフレイムメイプルとありますが、商品画像中ではその中でも特殊なタイガーメイプルが掲示されていることと思います。

個体差があることは重々承知ではありますが、こちらはどの個体もタイガーメイプル仕様でしょうか?
画像のような美しい真っ直ぐな木目のものは一部の商品のみでしょうか?

答えにくい問い合わせで大変恐縮ではございますが、お手すきの時にご回答いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

サウンドハウス スタッフ

サウンドハウスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

お問い合わせいただきましたFENDER/Player Stratocaster HSS Plus Top PF TBSにつきまして、ご指摘の通り木目は個体によって差がございますため、掲載画像とは見栄えの異なる商品を手配する場合もございます。予めご了承ください。

なお、ご希望であれば、在庫分の写真をメールの添付等にて送らせていただくことは可能です。
何卒、よろしくお願い致します。

TAKESY

お忙しい中ご丁寧にご連絡いただき感謝申し上げます。

お言葉に甘えてしまい大変恐縮ですが、在庫のお写真を確認させていただけると幸いです。

確認させていただきたい商品について、以下の通りです。

・FENDER/Player Stratocaster HSS Plus Top PF TBS
・FENDER/Player Stratocaster Plus Top PF TBS

同種の木目の製品ですが、ピックアップ配列でどちらを購入しようか迷っております。

お手数おかけし大変申し訳ございませんが、こちらの2商品について、お写真を確認させていただけると幸いです。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

サウンドハウス スタッフ

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

お問い合わせいただきました下記商品の画像を添付にて送らせていただきます。
ご確認ください。

FENDER/Player Stratocaster HSS Plus Top PF TBS
FENDER/Player Stratocaster Plus Top PF TBS

現在ご注文をいただいた場合、添付の個体にて手配をさせていただきます。
ご検討の程、お願い申し上げます。

言ってみるものですね。本当に在庫の現物の写真を送ってくださいました

実際にいただいたお写真は、サウンドハウスさんの在庫管理に影響が出ることを考慮しここで載せることはいたしませんが、2種類のギターのそれぞれ、木目が確認しやすいよう様々なアングルから撮影してくださいました。

オーダーしていたわけではありませんが、背面の木目も撮影して送ってくれる親切っぷり。対応の素晴らしさに感動しました。

そして、実際に送られてきた写真を見ると、3SよりもHSSの方が、綺麗なタイガーメイプルだったのです。公式のメーカー希望小売価格ではピックアップの値段分の金額差しかないようなのですが、HSSの方に木目の良いものを優先しているんでしょうか。

そう感じてしまうくらい、歴然の差でした。

さぁ、もう迷うことはありません。

3Sが欲しかった僕でしたが、写真をもらってから一気に気持ちがHSSへと傾きました。必要な備品と併せて、すぐに注文を完了。

興奮冷めやらぬまま、届くのを今か今かと待っていました。

 

Player Stratocaster HSS Plus Topレビュー

注文から3日後。ついにギターと備品たちが自宅に届きました!

いやはや、迅速な発送対応も素晴らしい。サウンドハウスさん、さすがです。

さっそく、開封して触ってみることに。

ボディの木目は鮮やかな虎杢! 眺めているだけでその美しさにうっとり!

まず、今回の僕の購買衝動の一番のきっかけとなったボディトップの木目です。

これがなんと、写真でいただいた時よりも鮮やかな虎杢でした。写りによって多少見え方が変わることはもちろん理解していましたが、今回私、大当たりを引いたようです。

実際に自宅に届いたギターの写真がこちら!

どうですか、これ。めちゃくちゃはっきりとタイガーメイプルでしょ?

もう開封した時の興奮ったら、とんでもないですよ。僕があんまりにもキャッキャはしゃいでいたので、嫁が横で微笑みながら「よかったね」と母性を発揮していました。笑

ヘッドには鮮やかな『Fender STRATOCASTER®︎』の文字が。正真正銘、Fender社のギターです。

なお、付属品も完備。ちゃんと製品保証書も備わっていて、シリアルナンバーの記載もありました。安心ですね。

Fender Mexicoは手が小さい、指が短い人にオススメ!

さて、Fenderギターは、生産が3か所で行われています。

一つがUSA。もう一つがMexico。最後が我が国日本、Japanです。

簡単に各生産地によってどのような特徴があるか記載しておきます。

 

・USA

 ワールドスタンダード。木材やピックアップの品質等も上等なものが多い。その分金額も高い。

・Mexico

 製造工程や製品規格等はUSAとまったく同じなので、品質は遜色ない。ただ、使用している素材が安価なことがあるのと、アメリカよりも人件費が安く抑えられることもあり、USAとの金額差は10万円近く。とってもお得。巷のレビューでは、作りが粗いと言われることがある。

・Japan

 Fender Japanというブランドがかつてはあったが、現在はUSAに吸収されており、現在の表記はFender Made In Japan。生産規格が海外と若干異なる。日本製の特徴として、緻密に製造工程を計算しているので、個体差が少なく、安定した仕上がり。職人が作るギターとして日本国内では評価が高い。

 

USAとMexicoは、規格は同一です。違いがあるとすれば、ネックのフレット数。USAは22フレットあるのに対し、Mexicoは21フレットです。サウンドの幅はUSAの方が有利と言えます。

Japanは、生産規格がUSAやMexicoと異なります。理由は簡単で、アメリカは長さをインチで測りますが、日本はミリで測りるからです。これ、意外と差が生まれるもので、日本の方がネックが太く、長くなりやすいんです。手が大きい人には弾きやすい規格になっています。

僕の手は、太めで短い指をしています。太い分、日本規格の方が合うかなと思ったりもしましたが、今回買ったのはメキシコで生産された海外規格のギターです。結果として、海外規格で良かったと感じています。

ピアノなどを経験していないので指も大きく開かないし、指が短いからジャズコードを弾くにはネックが細い方が弾きやすいんです。この年末年始に実家に帰ったときに過去に自分が使っていた日本規格のギターを触ってみましたが、今回購入したギターの方がやはり弾きやすかったです。

なので、同じように手が小さい人、短い人は、海外企画のFenderを選択肢として視野に入れるのが良いかもしれません。USAは20万〜30万円ほどするので、コスパに優れているMexicoがやはりおすすめでしょうか。

なお、Mexicoは作りが粗いと言われますが、そんなことないです。少なくとも僕が購入したギター、しっかり造られてますよ。外観で粗は見つからないし、試しに背板カバーを外したり、フロントのピックガードを開けて覗いてみましたが、精巧に造られています。

メキシコのFender工場って、現地の人たちにとっては憧れの職場です。皆さん勤勉で、誇りを持って製造にあたっていることは結構有名な話。多少の個体差はあろうかと思いますが、下手な仕事はしないはず。Fender Mexicoは安心して購入できるものだと個人的には思っています。

指板はパーフェロー木材! ローズウッドの代替品だが廉価版ではない!

今回僕が購入したギターは、ボディ柄をTobacco Sunburstとしました。サンバースト柄に憧れがあったのと、もう一方の種類であるAged Cherry Burstは赤みがやや強くて可愛すぎてしまうかなと思ったからです。

このPlus Topシリーズでは、ボディをTobacco Sunburstにすると、指板はパーフェローしか選べなくなっています。

このパーフェローという木材、現在では高級品であるローズウッドの代替品とのイメージが定着してしまっていますが、かつては高級ギターに使われる一級品だったことをご存じでしたか?

一部のプロアーティストが好んで使用していた素材だったパーフェローですが、ローズウッドの木材使用に制限がかかったことで希少価値が上がったために、見た目の質感が近しいパーフェローがその代わりに使われるようになったのです。

ただ、質感が近しいのは見た目だけです。材質はもちろん似て非なるものだし、サウンドカラーも異なります。結局は好みなのですが、「パーフェローだからショボい」ということもありません。

サウンドのバランスも抜群! HSS配列は本当に万能だった!

さぁ、問題のサウンドです。3S希望からHSSへと転向したわけですが、実際その弾き味はどうなのでしょうか?

まずは、ジャズプレイ。これは難なくこなせました。元々ジャズをエレキギターで弾く場合、基本的にフロントピックアップのみを使用します。一番ネック側にあるピックアップです。

そして、ほとんどのケースでシングルコイルか、セミアコやフルアコではお馴染みのP-90というピックアップを使用します。

HSS配列のストラトではフロントはシングルコイルですから、ジャズサウンドは問題なく作ることができました。

 

続いて、リアピックアップ。最もブリッジ側に位置しているのはハムバッカーです。

これが、マジで良かった。歪ませてパワーコードを弾いてみれば、ロックサウンドも申し分なく作れてしまう。

僕、大のNirvana好きでして。NirvanaのサウンドはFenderギターで作るダーティな歪みサウンドですが、似たようなサウンドがIK MultimediaのAmplitubeで簡単に作れてしまいました。これはファンとしては感動もの。

下手な意地を張らずに、HSS配列にしておいて良かったと心から思った瞬間です。ありがとう、ko-ji☆さん。めんどくさいことばっかり言ってすみませんでした。笑

難点もアリ! なぜか付属のトレモロアームがレフティ用だった!

さぁ、今のところ良いことしかないHSS Plus Topですが、残念なところも一つだけありました。

なぜだかわかりませんが、付属していたトレモロアームがレフティ用だったんです。右利き用のギターに、左利き用のトレモロアームが付いてきたんですよ。笑

これにはさすがに、クスッときました。笑

え、これ俺の着け間違いじゃないよね? 多分ほんとにレフティ用だよね?笑

おそらく、このPlayer Stratocaster HSS Plus Topモデルのすべてのギターがレフティアーム付属ではないと思います。たまたま僕のだけ、他の製品のものと混ざっちゃったんでしょうね。

つまり、どこかで誰かが、左利き用のストラトを買ったのに右利き用のトレモロアームが付いてきてびっくりしているということです。それを想像するとさらに面白くて、クレームをつけようなどとはまったく思いませんでした。笑

ギターが入っていたFenderの箱の中に一緒に入れられていたアームなので、おそらく、Fenderのメキシコの工場の中で入れ違いが発生したものと思われます。こんなこともあるんですね〜。

本来なら怒っても良いところなんでしょうが、それ以上に他の点で満足度が高すぎて、これについては面白い良き思い出として胸にしまっておくことにしました。トレモロアームだけ右利き用のものを別途買えば良いだけの話ですし。アームだけなら安い買い物ですしね!

まぁ、良いことばかりではなかったよ、ってことです! 些末な部分のマイナスポイントで良かった!

とりあえず総じて、めっちゃ良いギターでした!

【終わりに】僕のギターロードは始まったばかり!

紆余曲折はありましたが、無事に充実したお買い物ができました。

買ってから毎日ギターを触って練習していますが、やっぱり楽しいです!

ギターの種類によってサウンド特性は大きく異なるので、いつかはいろんなギターを買い揃えていきたいと思っていますが、とにもかくにも今回のタイガーメイプルストラトキャスターが最高にお気に入りなので、しばらくはこのギターをブラッシュアップ(改造)していこうと考えています。理想の1本に仕上げていきたい。

改造と言っても、ピックアップの交換や、指板素材の変更などです。それだけでサウンドは大きく変わりますし、何よりこのタイガーメイプルは長く使い続けていきたい。僕の最大の相棒に仕上げられるように、今も色々と調べているところです。

皆さんも、DTM打ち込みだけでなく、この機会に楽器に挑戦してみませんか?

この記事が、ギター購入を検討されている方のご参考になれば、それ以上に嬉しいことはありません。

 

それでは、今回はこの辺で。

また次回の記事でお会いしましょう!

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