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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【DTMer向け教本紹介】サウンドに厚みを出す方法が解説された教則本があった!

 

DTMをしていて、自身の楽曲の出来上がりに満足できないことは多々ありますよね。

その原因はいくつか考えられますが、多くの場合で『サウンドの厚みが足らない』ことと、『ミキシングが不十分である』ことが根本の問題であるとされています。

 

まずサウンドの厚みについてですが、これも原因がいくつか考えられます。

そもそもの使用音源自体のサウンドが薄っぺらい可能性もあるし、一つのサウンドを実現するのに複数の音源を重ねて足し合わせることをしていないケースも考えられます。

 

プロが制作した楽曲は例に漏れず、サードパーティ製の追加ソフト音源を使用しています。

追加ソフト音源の方が音質が良いというだけでなく、サウンドに低音や倍音が乗っていて厚みがあるからです。

 

また、Sound & Recordingなどの雑誌でアーティストの楽曲のミキシング過程をエンジニアが解説している記事を見てみると、トラック数が100を超えていることも少なくありません

使用している音色も重厚感に溢れているのに、それをさらに複数重ねることで、煌びやかで且つ存在感のあるサウンドを実現しているのです。

 

続いてミキシングについてですが、言わずもがな、楽曲制作においてとても重要な要素です。

 

楽曲を構成するサウンドすべてをどのようにリスナーに聴かせるのか。

左右の配置も重要だし、周波数の高域・低域のバランスも考えなくてはいけません。

 

たくさんのサウンドを適切に配置することができれば、音同士が喧嘩することなく綺麗なユニゾン、ハーモニーを奏でてくれることでしょう。

 

さて、このサウンドの厚みミキシングですが、手っ取り早い改善策は追加音源や追加プラグインを手に入れてしまうことです。

やはり、良いものは良いです。プロも使用しているような音源・プラグインを使えば、少なくとも似たようなサウンドを出すことはできます。

 

しかし、それは根本の解決にはなりません。

どんなに良い音源を使ったって、どんなに便利なミキシングプラグインを使ったって、それを上手に使用する技術がなければ、やはり楽曲制作は上手くいきません

 

逆に言えば、金銭的な理由やPCマシンのスペックのために追加音源を購入することができない方は、DAWに初期搭載されている音源だけしかなくとも、この技術さえ身につけてしまえばハイクオリティな楽曲を制作することが可能です。

 

世の中には、そういった誰でも手に入りやすいようなサウンドだけを使ってヒットチャートに食い込んでいく新進気鋭のトラックメイカーも数多く存在しています。

 

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、そのサウンド構成の技術を解説してくれている教則本です。

その名も、『DTMトラック制作術

 

 

楽曲のサウンドの厚みに対して、トラックの重ね方の観点でアプローチしており、リバーブなどの空間系エフェクトによる味付けの手法なども解説してくれている良書です。

僕もDTMを初めてすぐの頃に本書を読了しておりますが、これを読んでから楽曲のサウンドメイクが大きく上達した実感がありました。

 

昨今のサウンドメイクは、楽曲を構成するサウンドをいかに少なくして、そこに存在感を持たせることができるかが追求されています。

 

が、それは良質な追加音源・追加プラグインを持っていることが前提条件です。そういったサードパーティ製の音源やエフェクトをあまり所持していない方にとっては、今回ご紹介する教本は心強い味方になってくれるでしょう。

 

それではさっそく、本書を詳しく紹介していきましょう!

 

目次

楽曲を構成するパートごとにサウンドメイクの手法が語られている

 

本書がわかりやすいのは、楽曲を構成するパート毎に章題を設けてくれている点です。

ドラム・パーカッションのサウンドメイクについてを一つの章で語り、次の章ではベーストラックのサウンドメイクについてを語る。バッキングトラック、メロディトラック、FXトラックなどの装飾音のサウンドメイクについても、それぞれ一つの章のなかで解説を完結させています。

 

これは単純にわかりやすいというだけでなく、作曲時に行き詰まった際にもヒントを見つけに行きやすいということです。

DTM初心者の方にとって、作曲時の疑問はまるで噴水のように溢れ出してきます。それを瞬時に素早く解決できる書籍は本当に便利です。

 

本書におけるサウンドメイキングの解説は、とにかく『トラックを重ねることでサウンドに重厚感を演出する』ことに尽きます。トラック数が増えるとその分ミキシングが難しくなるわけですが、ミキシング面の解説も挟んでくれているので音が飽和することはありません。これは楽曲制作において本当に必要なスキルです。

サンプル音源はYouTubeにて視聴可能

 

この手の教則本はサンプル音源を実際に耳にしながら読み進めるのが基本です。

 

本書のサンプル音源は付属CDによるものではなく、全編YouTubeにて公開されています。

今や誰しもが場所と時間を選ばずにスマホでYouTubeを視聴している時代ですし、現代のスタイルにとてもマッチしたサンプル公開手法です。

 

CDではないということは、書店などで試し読みする際にサンプル音源の確認までできてしまうということです。実際に聴きながら読んでみて、参考になる要素が多ければ購入してみる、ということもできます。

 

楽曲構成が完成した後の処理についても触れられている

 

本書に好感が持てるのは、楽曲の構成が組み上がった後の処理についても触れらている点です。

楽曲構成が決まったら、通常ならミキシングに進み、楽曲の2mixを作成して最終調整をしていくことになります。本書ではその際のお作法や、最終調整の手段についても解説をしてくれています。

 

もちろん、ミキシング・マスタリングについてのみを解説しているような専門書には情報量は劣りますが、本書には初心者の方には十分に有益な情報がちゃんと詰め込まれています。

楽曲のサウンドメイクだけでなく、楽曲制作を最後まで完結させるためのヒントが欲しいDTM初心者にはとにかくおすすめできる教本です。

 

【終わりに】サウンドメイキングのコツが知りたいなら買って損はない

 

本書に記載さている内容は、楽曲制作をする上で欠かせないスキルばかりです。

もちろん、トラック数は多けりゃ良いってもんでもないです。むしろ、音数は少ない方がシンプルで良いとされる風潮が今はあります。

 

しかし、少ないサウンドで存在感のある楽曲を演出するためには、音と音を上手に重ねるスキルが必須になってきます。

つまり、複数の音を使用していながら、リスナーにそう感じさせないスキルが重要なのです。

 

この『DTMトラック制作術』なら、そのスキルの取っ掛かりの部分を学ぶことができます。

自分の楽曲に何かが足りないとお悩みの方は、もしかしたらその答えは本書にあるかもしれません。

 

Amazon等の商品リンクを載せておきますので、気になったらぜひ手に入れてみてくださいね!

 

 

それでは今回はこの辺で!

また次回の記事でお会いしましょう!

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