【DTMer向け教本紹介】EDMの定義と作曲技法を同時に学べる良書があった

 

どうもRooveです!

 

EDMを作りたくてDTMをはじめた方、すごく多いのではないですか?
僕もEDMは大好きで、このジャンルを意識して制作した楽曲がいくつもあります。

 

EDMは比較的、感覚的に制作しやすいジャンルです。

日頃EDMを聴いて過ごしている方なら、あのズンズンと来る4つ打ちのドラムビートと、キャッチーで覚えやすいシンプルなリードフレーズ、波打つように耳に押し寄せてくるシンセサウンドが容易に想像できるはずです。

 

実は、皆さんがいま頭に浮かんでいるEDMは、特に小難しい音楽理論は含まれていません。初歩的な理論さえ身についていれば、あとは発想力で作り上げることができます。

 

しかし、多くの方は思うわけです。その発想力が欲しいんだよ、と。

 

そんな方に、ぜひお勧めしたいのがこちらの教本。

その名も、『DTMからカルチャーシーンまで 作曲EDM』です。

 

 

さっそく、お勧めポイントをご紹介していきましょう!

 

EDMの定義を明確にするために、歴史について簡単に触れてくれている

 

作曲技法を知りたいのに、歴史なんて学んだって意味ないよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは早めに軌道修正しておきましょう。

ジャンルを理解する上で歴史や定義を学ぶことは大変重要です。

 

なぜなら、音楽ジャンルはいずれも何かしらの特徴があるからこそ個別のジャンルとして定義されているのであり、その特徴が世に現れたのには必ず、何かしらの歴史的背景が存在しているからです。

歴史を学ぶことはジャンルへの理解を深めることにつながります。ジャンルへの理解が深まるということは、作曲時に、少なくともそのジャンルの楽曲を制作する場合には、迷いや挫折はしなくなるということです。

 

本書では、曖昧に捉えられがちなEDMというジャンルの定義を、わかりやすく解説してくれています。

それも、しつこい解説ではなく、要点だけをまとめて簡単にサクッと説明してくれているのです。

 

僕も本書を読むまでは、EDM作るならとりあえず豪快な4つ打ちサウンドにキャッチーなフレーズを目立たせて鳴らしておけばそれっぽくなるよね、くらいの感覚でした。

ですが、それがいかにジャンルに対して失礼な認識であったことか。EDMはハウス、ビッグルームのような定番のジャンルから、ダブステップ、トゥワーク、トラップなどのサブジャンルまで、幅広い音楽性を孕んだ広大なジャンルなのです。

 

本書を読んで、EDMの中にも細分化されたジャンルがいくつもあること、そのどれもが明確に特徴を持っていて、作曲技法に違いがあることを学ぶことができました。これは今後の楽曲制作に活かすべき重要な知識です。

 

EDMにおいて多用される音楽理論を学べる

 

音楽理論に関する知識があまりない状態でEDM制作をされている方もいらっしゃいます。意外と『なんとなく』でできてしまうのがEDMの良いところだったりするわけですし。

ただ、ジャンルの理解を深め、より高い次元の楽曲制作をしようとするならば、音楽理論は身につけておくに越したことはないです。

 

先ほどお伝えした通り、EDMにおいて難しい音楽理論はあまり必要としません。最低限の知識さえあれば大丈夫です。本書では、その最低限の音楽理論を解説してくれています。

必要なことだけを簡潔に解説していくスタイルは素晴らしいの一言です。

 

 

 

ジャンル別の作曲技法を、EDMの名曲を例に解説してくれている

 

各ジャンルにはそれぞれ特徴があると先ほどもお伝えしました。

本書では、そのジャンルをそのジャンルたらしめる特徴を解説してくれているので、楽曲制作のヒントを得ることができます。

 

素晴らしいのは、それをEDMの名曲を例にとって解説してくれているところです。

Calvin Harris、Zedd、Avicii、David Guetta、FaisなどのトップDJたちの楽曲が、どのように制作されているのかを知ることができます。

 

理解を促進するために教則CDが同封されており、そこではその楽曲の特徴をパート別に解説してくれていたりします。書面ではそのフレーズのMIDIのスクリーンショットが掲載されていたりするので、DTMerなら理解しやすい構成を意識していることがわかります。

 

プロが愛用している音源やプラグインを紹介してくれている

 

本書ではEDMでよく行われているサウンドデザインについても解説しています。トップDJが愛用しているソフトシンセなどの音源や、ミキシング時に役立つエフェクトプラグインを、実際にメーカーがリリースしている固有名詞を挙げて解説してくれているのです。

体系的なEQ、コンプレッサー、イメージャーなどの解説にとどまらず、実際に愛用されているツールを知ることができるのはありがたい限りですね。

 

音源やプラグインに限らず、昨今の楽曲制作で多用されているサンプルパックについても解説してくれています。サンプルパックとは、MIDIで打ち込むのではなく、すでにオーディオ化されている素材を集めた素材集です。これも業界で評価の高いサンプルパックを掲載してくれているので、迷ったらとりあえずこれを買っておけばOKです。

 

 

 

作曲技法の教本ではあまり触れられない歌詞についても語られている

 

本書の大きく評価できる点の一つがこれ。歌詞についても語ってくれているのです。

 

この手の教本では、あまり歌詞について触れられることはありません。なぜなら、歌詞についてはそれ単体で解説している教本が世の中には存在しているからです。

歌詞を作るにおいてもある程度のセオリーは存在しており、それは音楽理論とは別枠で書籍化されていることが結構多いんです。

 

しかし本書は、『EDM』にフォーカスを当てて解説をしている教本です。EDMはただ踊りやすい楽曲構成だから万人に受け入れられやすいだけではありません。そこにプラスして、歌詞に共感できるからこそ大きな評価を得てきたのです。

 

本書では、EDM系の教本ではあまり着目されることのない、歌詞の文学的な表現や音響的な部分についても触れられています。本書の著者である木石 岳 氏も、元々は歌詞の批評理論に関する企画を検討していたということもあり、なかなかどうして、わかりやすく熱の込められた解説がされています。

もちろん、本書で歌詞のすべてが理解できるわけではありません。歌詞はその人が一番伝えたい思いを綴るべきですし、そもそもそういった部分を理論づけて解説するのはナンセンスなのかもしれません。

 

しかし、作詞においてフレーズの語感にこだわりを持っているミュージシャンは本当に多いことも事実です。本書ではその、ミュージシャンが意識している作詞技法についても触れてくれています。

 

【総評】EDMというジャンルを学ぶための入門書としてはベスト

 

EDMという大きすぎるジャンルを学ぶための最初の一冊として、本書はベストであると思います。

曖昧なジャンルの定義の確認から、必要な理論やテクニックの解説、実際に多用されているツールの紹介、楽曲を彩り豊かにするための歌詞の解説まで、EDMというジャンルを理解するための足掛かりになることは間違いないでしょう。

 

本書の最後に著者自身も語っていますが、これを読むだけでEDMのすべてを理解することはできないでしょう。

しかし、今後EDMを学んでいくうえで最低限知っておくべき知識は、この一冊に凝縮されています。EDMジャンルについてこれから学び始めようと考えている方には必携の教本です!

 

本書が気になった方のために、念のため下にAmazon等各種通販サイトのリンクを掲載しておきます。ただAmazon上では在庫がないのか、個別の出品者によるコレクター価格での販売しかされていないようです。

本来は1,600円+税ですが、Amazonでは定価に対し倍近くの値段で販売されてしまっているので、こちらでの購入はあまりお勧めしません。

大きな書店の音楽関連の書籍のコーナーにてまだ売られていることも多いので、そちらでお安くお買い求めいただくのが良いでしょう。書店に置いていない場合や、教本に多少の出費は厭わない方は、こちらのリンクからご購入いただけると手間がかかりません。

 

 

それでは、今回はこの辺で!

また次回の更新をお楽しみに!

 

 

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