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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

お久しぶりです。この1年間の出来事を綴ります。

こうして文字を打つのはいつぶりでしょうか。

いやはや、本当にお久しぶりでございます。TAKESYです。

記憶する限り、このブログはもう1年近く更新していないはずです。ちゃんと生きてました。

更新していない間、本当に色々なことがありましたし、ブログ以外の他のことを優先していたところもありました。気づけばこんなにも時間が経っていたか、といった感じです。

そんな僕がこうしてブログを再開しようと思ったのには、いくつか理由があります。ただその前に、この1年間、どんなことがあったのかを簡単にご紹介させてください。

結構、濃い出来事がたくさんあったんです。笑

いきなり執筆を本気で再開しても疲れてしまいますから、リハビリがてら、まずはつらつらと、この1年間の出来事を並べてみたいと思います。

目次

ブログを辞めていた期間に起こった出来事

ブログに疲れてしまった

更新をやめてしまった1番の理由はこれです。ぶっちゃけ、書くの疲れちゃってました。

もともとこのブログは、自分の好きなものを、多くの人にご紹介する目的で設立しました。

僕が好きなのはやっぱり、どこまで行っても音楽です。

音楽とライフスタイルは密接につながりがあると個人的には思っていて、読者の皆様のライフスタイルに音楽を取り入れてもらえるような、そんな記事を書こうと設立当初は考えていたわけです。

しかし、その内容だけだと、読者がつくのには時間がかかります。わかりやすく読者が増えるのは、とにかく『有益な情報』が散りばめられた記事だからです。僕が自分の好きなものをただご紹介したところで、そこに読者にとっての有益な情報がなければ、読者は増えません。

僕もそこに気づいた時点から、このブログの運営方針を変えました。ターゲットを『DTM初心者』に定めて、DTM関連のネタを多く取り扱うようになったわけです。

以降、わかりやすく読者は増えていきましたが、これが本当にすごく疲れるんです。数字を追求しすぎてしまう。

アフィリエイト等にも手を出していましたので、多少の収益はこのブログからも発生するようになったわけですが、そういう時に限って、自分の仕事が上手くいかない時期というのは重なるもので。

白状します。ブログで資産を作って、仕事辞めてやるって思ってました。だから、必死でブログを更新していた時期が僕にもありました。

けど、それを続けていても、生活費が稼げるほどにまで到達するのは簡単な話ではありません。少なくとも僕はそのラインには到達しませんでした。

明けても暮れてもブログのこと考えているわけです。けど、一向に収益は上がらない。

仕事もうまくいかなくて、毎日疲弊している。ご想像の通り、精神衛生的には最悪です。

「あれ、俺って本当は何がしたかったんだっけ…?」みたいなことを考えたときに、あぁ、やっぱり音楽がやりたかったなと気づきました。

ブログ書く暇があったら曲を作ろう、と考えをシフトしたのがまさに、昨年6月の出来事になります。

自分が追求するジャンルに迷い、Lofi Hip Hopに出会う

僕はもともと、シンガーを目指していました。

邦楽アーティストで言えば、三代目 J Soul Brothersとか大好きで、歌って踊れるようなアーティストになるのが夢だったタイプです。

踊るのはナシとしても、海外の黒人R&Bシンガーのように、圧倒的な歌唱力をもって聴く人に感動を与えたい、とずっと思っていました。そのためにボーカルスクールにも通いましたし、家では毎日のように歌唱練習をしていました。洋楽をひたすら歌いながら、どうすれば日本人離れした発声が手に入れられるのかと試行錯誤したものです。

しかし、真剣にやればやるほど、気付くのです。自分の、歌の才能の無さに。これはもうはっきりと確信しました。

「もしかして歌は向いてないんじゃないか…。でも、音楽は何かしらの形で続けたい。どんな形での活動が自分には向いているんだろうか?」

そう考えた時に、インスト音楽で勝負してみようかなという結論に行きつきました。

このとき自分のライフイベントとしても、一つ大きな出来事が起こっていました。妻が、第一子を妊娠していることが一昨年の11月末にはわかっていたのです。

妻のお腹が大きくなってくる姿を見ていると、これはもう、今までのようにブログやりーの、作曲しーの、歌を練習してレコーディングやりーのは出来ないなと、すぐに察しました。すべてを追求するのはさすがに無理だ、と。

ならば、可能性のないものと、続けていると疲れてしまうものはとりあえず排除して、最後に残った、自分が本当に楽しいと思えるものだけを追求しようと考えたわけです。それが作曲でした。

じゃあ、どうやって作曲で勝負しようか?

歌ってくれるアーティストに楽曲提供をするにもコネクションが少なすぎるし、昨今流行りのボーカロイドとかは調声がとにかくめんどくさそう。

となるともうインストしか残らないなと、消去法的に自分が今後追求する音楽活動の形を絞ります。

さぁ、ならばどんなジャンルのインスト音楽で活動するんだ?

模索した結果、Lofi Hip Hopで勝負することに決めました。

コロナが最初に蔓延した当初に、在宅勤務のお供としてLofi Hip Hopはよく聴いてました。結構好きだったんです。このジャンル。

また、いまとなっては本当に浅はかな思考でお恥ずかしい限りですが、なんとなく、Lofi Hip Hopって簡単そうに思えたんですよね、最初は。

音数少ないし、ループミュージックだし、サクッと作れて、サクッと配信すればそのうち当たるだろう、と。そんなクソ甘ちゃんな考えでLofi & Chill Beatsの世界に飛び込んでいきます。

これが本当にふざけた考えで、このジャンルがどこまでも奥深く、実はかなり難しいものであると理解するのは、また少し後のお話。

Lofiビートの真髄を、2人の恩師から学ぶ

さて、サクッと作れると踏んでいたLofi Hip Hopですが、週に1曲つくってSoundCloud上で公開する、ということをやり始めました。

確か、連続6〜8週くらい続いたかなと思います。以降は断続的に、計12曲ほどをまずは作りました。しかし、ここで問題発生です。

そう、まったくもってヒットしない。気持ちはもう「え待って、音楽ってまじハードモードじゃね?」ってな感じです。笑

ただ、継続して楽曲を投稿していると、SNSを通じて、同じようなビートメイカーの仲間は増えていきます。同年代の方もいれば、僕よりも一回り近く上の世代の方もいる。なかには子育てされている方もいたりして、日本のLofi / Chill界隈はすごくすごく、アットホームなコミュニティだったのです。(このときに出会った方々は、いまも共に上を目指していく仲間たちです)

そんな折、とある方から、大きなプロジェクトの立ち上げに共に関わろうと、素敵なお誘いを受けます。(詳細は後述します)

その方というのが、Lofi / ChillビートメイカーThirsty Girlさん(通称サスガさん)。僕の2人の恩師のうちの1人です。

おそらく、子供がこれから産まれようとしていて、仕事にも悩みを抱えながらなんとかビートメイクをしようとしていた僕を、過去の自分と重ねて見ていた部分もあったのかもしれません。知り合った当初からすごく良くしてくださいましたし、ビートメイクにも時折アドバイスをいただいていました。

あるとき、サスガさんから、「KOHEIさんからアドバイスをもらうと良い。先人から得られるものも多いはず」と助言をいただきます。

もう僕はこのときには、自分の実力のなさからプライドというプライドが雲散霧消していましたから、恥も何もかなぐり捨てて、さっそくKOHEIさんにDMを送ります。

このKOHEI YOSHIIさんこそ、僕のもう一人の恩師です。

恩師というよりも、師匠でしょうか。僕にとっては、先のサスガさんはmentorで、KOHEIさんはmasterだと言えます。ビートメイクの本質的な考え方、制作におけるテクニックや、海外の土俵での戦い方など、楽曲制作とアーティスト活動に関わる多くのことをKOHEIさんから学びました。(お二人とも愛に溢れた御仁です!)

自分がいかにナメたスタンスでLofi Hip Hopに取り組もうとしていたか、はっきりと思い知りました。世界で戦う人は、こんなにも真剣にジャンルやリスナーについて思いを馳せながら制作しているのかと、本当に自分の浅すぎる考えが恥ずかしかった。

後々聞いたのですが、どうやらサスガさんからKOHEIさんに色々と根回しをしていただいていたようで、僕のビートメイカーとしての活動を後押しできるような土壌を陰で作って下さったようなのです。もう御礼をいくら伝えても足りません。

このお二人の強力なバックアップのもと、僕のLofi / Chillビートメイカーとしての活動は少しずつ軌道に乗っていきます。

今では、海外レーベルからのリリースを狙えるほどにまで育てていただきました。本当に心から感謝しているお二人です。

日本を拠点としたLofi / ChillレーベルJapanolofi Recordsの発足に、運営チームとして参加

先にも少し話にあげていました、サスガさんからお誘いを受けた大きなプロジェクトというのがこちらです。

日本を拠点とし、海外にアプローチしたLofi / Chillレーベル。日本のビートメイカーを世界へと羽ばたかせる後押しをしつつ、日本の音楽市場にLofiを根付かせるという大きなミッションを掲げたレーベルJapanolofi Recordsが発足します。

まさか、自分がレーベルの運営スタッフになるだなんて。人生、何が起こるかわかりませんね。

レーベル対応も、時期によっては多忙だったり、スタッフみんなで疲弊しながら業務にあたったりと波はありましたが、本当に楽しく活動させていただいております。僕のこのレーベルへの貢献度はそこまで大きいものでもないのですが、皆さまの足を引っ張らぬように今後も頑張っていきたい所存です。

当レーベルは、世界へと進出する術を知らず燻っているビートメイカーや、ビートメイク初心者の方たちへのアプローチを中心に、ワールドワイドに楽曲を発信し続けるレーベルです。

契約しているディストリビューターは、アメリカで最大の音楽出版社Downtown Musicのグループ会社DashGo。彼らと契約できている日本のレーベルは、片手で数えるほどしかありません。(これ、本当にすごいことなんです)

つまり、アメリカの会社と契約していて、世界に楽曲をアプローチする土壌を有している日本のLofi / ChillレーベルがJapanolofi Recordsなのです。

悪いことは言いません奥様。思う存分、我々を利用してしまってください。

皆さんの音楽を世界に向けて発信しましょう!!

 

さて、Japanolofi Recordsには、素敵な仲間たちがいらっしゃいます。

オーナーは先のサスガさん(この方がレーベルにおけるトップ)、代表A&RはKOHEIさん。

加えて、素晴らしいキャラをしている広報担当と、先鋭的なセンスでイケてるストリートアートを展開しているチーフデザイナーがおられます。

Yotsugiさん(広報担当)

streethider(通称ユウスケ)さん

サスガさん、KOHEIさん、Yotsugiさん、ユウスケさんと、僕を加えての5名がメインスタッフです。他にも、グラフィックデザイナーとして素晴らしいアーティストが数名いらっしゃいますが、自らが音楽活動も行なっているスタッフはこの5名。いずれも、海外レーベルからのリリース歴がある現役ビートメイカーです。

自分もビートメイカーとして活動しているからこそわかることが、やはりあります。そんな人間たちがスタッフをやることに意味があると思うのです。

ぜひぜひ、Lofiビートに興味があるビートメイカー、DTMerの皆さんは、お気軽にお声かけください!

よろしくお願いいたします!

今後の展望として考えていること

ビートメイカーとしての活動に真摯に取り組む

ブログで数字を意識するのはしんどかったのですが、ビートメイカーとして、再生数にコミットした動きをするのは全然苦じゃないことが最近わかってきました。アーティストとして成功したい想いはずっとあって、やっと自分の生活スタイルにマッチした活動の形が見えてきたので、これをとことん追求していこうと思っています。

仕事はいま辞めることはできないし、家庭や育児も大切にしたい。けど、音楽にも何かしらの形で携わりたい。

これらをすべて満たすことができるのはやはり、ビートメイクだなと、今となっては確信を持って言えます。それも、Lofi / Chillジャンルでの活動が性に合っていると思っているのです。

BGM的で、人々の生活に寄り添った音楽でありながら、アーティストとしての音楽性やこだわりも表現できる。

どうすれば聴く人をチルさせることができるか。ただ柔らかくて温かいだけではなく、いかにそこにアーティストとしてのカッコよさや、Hip Hopとしてのドープさを両立できるか。これらを考えるのは本当に楽しい。

それに、SpotifyやApple Musicなどの配信プラットフォームを中心にLofi / Chill Beatsを展開するスタイルの活動は、その気になればそこそこの収益を築くことができると思っています。(僕はまだまだその域には到達していませんが)

今後の自分のライフイベントのことを考えても、この活動に本気で取り組むことは悪いことではないと思っていますし、妻からも理解は得ています。あとはもう、ひたすらやるのみです。

レーベルスタッフとしての活動も、もっと積極的に参加したい

スタッフの仲間たちにこの場を借りて懺悔するのもどうかと思いますが、正直ここ最近は、個人の活動を優先してしまっていました。

SNS上では『自分が海外レーベルからのリリース実績をたくさん残すことで、レーベルに何かの形で寄与できる』なんてことをもっともらしく宣っていましたが、なんてことない、僕がただ自分の実績を優先したかっただけで、ただの言い訳だったのです。(もちろん、自分が対応せねばならないことは対応していましたが…)

僕がスタッフとしての対応をしていないということは、他のスタッフがその分大変な思いをするということです。それってさすがにダメだよなと、最近すごく反省しました。自己中はチームの輪を乱します。自分がそのトリガーになってはならないと、肝に銘じて参ります。

言い訳にしかなりませんが、昨年7月に子供が産まれてからもう1年近く経とうとしています。第一子となると慣れない部分も多く、結構てんやわんやしていました。そこに、仕事もかなり大切な時期に差し掛かっていて、仕事と家庭でかなり多忙だった部分があったことは確かです。

残された余暇をどの活動に充てるかと考えたときに、自分を優先してしまったのは僕のワガママでしかありません。

今は、育児は相変わらず大変ですが、仕事との付き合い方は多少慣れてきました。ビートメイカーとしての活動も要領をわきまえてきた部分もあり、今後は少しずつ、レーベル対応に充てられる時間も増えてきそうです。

30代の働き盛りパパではありますが、節度を持って、スタッフの仲間たちに迷惑をかけないような活動を意識してまいります。

ブログも、自分のペースで不定期で更新する

これも、今後は時間を見つけてやっていきたいなと思っています。

やっぱり、文字で発信するのは好きな人種のようです、僕は。基本的に知識を周囲にひけらかしたい勢なので。笑

ただ、無理なく、自分の書きたいことだけを書くと決めています。有益な情報とかにはもうこだわりません。多少のアフィリエイトやSEOは意識しますが、もっとラフに取り組もうかなとブログについては考えています。

そのための企画も、いくつか考えています。ビートメイカーの仲間たちの性癖を公開する記事も次回あがりますので、お楽しみに!(わかる人にはわかる。笑)

それに、海外レーベルからのリリースを意識した活動をしているビートメイカーであり、レーベルスタッフでもある僕にしか発信できない情報もあると思っています。

こだわらないと言いつつ、いま日本人ビートメイカーたちに知ってほしい有益な情報も時折発信していきたいと思っていますので、どうか今後もチェックしていただけると幸いです。

終わりに

アップのつもりで文章を起こしましたが、気づけば結構な文字数になってしまいました。年齢を重ねると、語りたい欲に抑えが効かなくて敵いませんね。笑

今後もこんな調子で、ゆるーくブログ更新は継続していきますので、お暇なときにでもチェックしていただけますと幸いです。

また次回の更新でお会いしましょう!

それでは!

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