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TAKESY
Lofi / Chill Beatmaker
日本のLofi / Chill レーベルJapanolofi Recordsのスタッフ。
海外レーベルから楽曲リリース経験あり。

◆Release Label◆
Etymology Records
Chill Moon Music
Tsunami Sounds
Lo-fi Clouds
Calm Waves Records
Wavee Sound
Japanolofi Records

【現役DTMer厳選】2021年に買って良かったものTop10

DTMをはじめて今年で5年目。楽曲制作の依頼もいただくようになり、それなりにDTMの知識も身についてきて。

いまやこんな音楽系ブログを運営するようにまでなりました。いやはや、本当に感慨深い。

やはり継続すると色々と見えてくるもので、どのツールがあると便利とか、どんなアイテムがあると楽曲制作が捗るとかがわかってきます。勝手がわかってくる、というやつでしょうか。

昨年も色々と買い物をしました。それらは当然、自分なりに「これは必要だろう」と判断したから購買行動に繋がったわけです。DTMの勝手がわかってきたからこそ見えてくる、そのアイテムの真価というものがあります。

というわけで今回は、昨年買って良かったものベスト10をご紹介いたします! 

自分が本当に買って良かったと感じるアイテムだけを厳選してご紹介いたしますので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください!

それではさっそく見ていきましょう!

TAKESY

忖度なしの本気レビューです!

この記事はこんな方におすすめ!

・DTM環境をより良いものにしたい

・購入を迷っているアイテムがある

・自分の環境に足りないものが何かを見極めたい

この記事はこんな人が書いています

・現役トラックメイカー、ミュージシャン

・DTM歴5年目

・企業やアーティストから楽曲制作依頼を受けた経験あり

目次

現役DTMerが選ぶ2021年に買って良かったものTop10

第10位:JZ MICROPHONES Pop Filter

日本のプロ向けレコーディングスタジオに行くと大体置いてあるポップガード。構造が面白くて、息がほとんどマイクに届かない。

また、洗える素材でもあるので、衛生面も安心できる。優れたレコーディングアイテムだと思います。

一般的なポップガードに比べると割高ではありますが、シンプルに買って良かったと思っています。

第9位:iPad Air 第4世代

我が家にはレコーディングブースを設けているのですが、それがもうとにかく狭い。熱がこもりやすい環境なんですね。

この中にパソコンやオーディオインターフェイスなどを持ち込もうものなら、1時間もすれば熱暴走を起こします。

なので、機材関係は外に置いて、中には譜面台とマイクだけを持ち込みたいわけです。

配線関係は延長コードを買えば良い話なのですが、パソコンまで外に置くと、Recボタンを押すのにわざわざ録音ブースを出たり入ったりしないといけません。それはめんどくさい。

なので、iPadを購入して、アプリケーションでDAWを遠隔操作する環境を整えました。スマホでも同じようなことができますが、画面は大きい方が良いと考えてiPadの導入に踏み切ったわけです。

結果、控えめに言って快適です。

特に外に持ち出すことは想定していなかったので、Cellular機能は付けませんでした。Wi-Fiで使えれば十分。

個人的には、家の中でパソコンを移動させるのも抵抗があるので、iPad用のMagic Keyboardを買って、ブログなどもiPadで書いてしまおうかなと考えています。

第8位:Magic TrackPad

これまでマウスは、Kensingtonのトラックボール型、Expert Mouseを使用していました。無線型を購入しましたが、完全にBluetooth接続であるというわけではなく、USB接続の受信機が必須です。なので、Macbookにとっては貴重なThunderboltポートを1つ使ってしまうことになります。

先日、新型Macbook Proを購入しましたが、皆さんご存知の通り、Thunderboltポートの数が4から3に減りました。いよいよ周辺機器の接続環境を見直さなければならないなぁと思った時、マウスを完全Bluetooth接続に変えるしかないのでは、と察したわけです。

てなわけで、Apple純正のMagic Trackpadを購入してみたわけですが、これが結構、良いんですよ。

使い勝手の部分ではやはり、Expert Mouseの方が断然上です。が、Magic Trackpadも使っていると慣れてきます。慣れてしまえば、Thunderboltポートを一切使わないMagic Trackpadに軍配が上がってしまうのです。

Magic Trackpadの個人的に好きなところは、指でなぞるように操作をするので、アナログモデリングのプラグインやDAW上のミキシングコンソールを触るとき、擬似的にフェーダーを手で上下しているような気分を味わえることです。これは意外と好き。

たまに不思議な挙動をしてイラっとすることもありますが、Thunderboltポートを確保できることを考えれば許容範囲。上手く付き合っていきたいと思っています。

第7位:Split-EQ

Eventideがリリースした新作EQ。イントロセールで購入しました。これがなんともまぁ、面白いEQでして。

EQというより、ほとんどトランジェントデザイナー。スペアナ付きのトランジェントシェイパーって感じです。

各Qポイントに緑のポイントと青のポイントが用意されていて、緑のポイントはアタック成分、青のポイントはリリース成分のEQ管理ができます。

つまり、アタックを丸くしたいなら緑を下げる or 青を上げる、アタックを際立たせたいなら緑を上げる or 青を下げることで、アタックを思いのままにデザインすることができるわけです。

これまで、帯域指定をしてアタック管理ができるトランジェントシェイパーは数多くありました。が、このSplit EQはそれだけでなく、EQさながらにQ幅を指定したり、シェルビングができたりと、他のトランジェントシェイパーよりも一線を画しています。

もちろん、緑のポイントと青のポイントを同じ位置にしてしまえば、通常のEQとしても動作します。これは絶対に持っておくべき。

ドラムのサウンドをデザインするときとか、ダブついてる帯域をスッキリさせたいけど、アタック感は損ねたくないって瞬間、たくさんありませんか?

第6位:Black Rooster Audio the All Bundle

この黒い雄鶏のアイコンを見たことがある方も少なくないでしょう。アナログモデリング系のエフェクトプラグインで有名なメーカー、Black Rooster Audioです。

ずっと気になってはいたのですが、なかなか購入に踏み切ることができずに先延ばしし続けてきました。それが、ブラックフライデーで大きく覆った。

同社が誇るプラグインのほぼ全部入りバンドル『The All Bundle』が、通常111,154円のところ、約90%オフで12,750円にまで値下がりしたのです。これは買わない手はない。

このメーカーは特にコンプが好きで、2A系や3A系、FET系(いわゆる76)などはWavesやIK Multimediaよりもこちらを使うことが多いです。GUIもすごく良い感じ。程よくアナログ感が表現できていて大好きです。

性能についても、やりたい仕事はきちんとこなしてくれます。3A系特有の中低域の膨らみ感とか、2A系の倍音の乗り方とか、うまーく出来てるプラグインたちです。コンプは特に傑作シリーズだと思う。

 

第5位:Kirchhoff-EQ

昨年に突如として現れ、多くのエンジニア、ミュージシャンたちから革命的なEQだと評価されていたプラグインです。Three-Body Technologyよりリリース。

この時期はSonnoxからデジタルEQ『Claro』がリリースされ、『FabFilter Pro-Q3に取って代わることができるか?』と注目を集めていた最中でした。CraloはCraloですごく音楽的なEQなのですが、Pro-Q3の代わりが務まるほどではなかった印象です。

しかしこのKirchhoff-EQ、やってくれました。Pro-Q3をしっかり超えてきたんです。

Pro-Q3はとにかく便利なEQなのですが、インサートするとそれだけで音が鈍るのが難点でした。Kirchhoff-EQの場合、それがあまりないのです。もうこの時点でスタメンの予感。

また、Kirchhoff-EQが優れているのは、Qカーブの挙動をアナログ機材のそれに寄せることができる点です。『アナログ系と同じような効果を得たいけど、スペアナがないとEQしにくい』という方の希望をを叶えたようなEQなのです。

ダイナミックEQ機能もついているので、できることはPro-Q3と似ています。Pro-Q3にしかない機能も多数ありますが、音の鈍りが少ないという時点で、軍配はKirchhoff-EQに上がってしまうわけです。

僕の最近のプロジェクト、いままでPro-Q3が挿さっていたであろう場所はすっかりKirchhoff-EQの居場所となってしまいました。それほどに素晴らしいEQです。

第4位:SENNHEISER IE100 PRO(モニタリングイヤホン)

ゼンハイザーがリリースしたモニタリングイヤホンです。元々はIE40 PROという商品でしたが、リニューアルしてIE100 Proとして生まれ変わりました。上位にIE400 PRO、IE500 PROがあります。

素直で良い音です。脚色が一切ない。音場もほどほどに広く、モニタリングイヤホンとしての仕事をちゃんとこなしてくれる製品です。僕はミックスはもっぱら、このイヤホンに頼って対応しています。

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あまりに気に入りすぎて、ワイヤレスタイプも購入しました。家で作業するときも、出先で音楽を聴くときも、僕は常にIE100 PROを通した音に触れています。

第3位:LG UltraGear 24GN600-B 23.8インチ フレームレスモニター

新型Macbook Proを購入するにあたり、本体のサイズを14インチにしたので、画面が小さくて見にくくなることを心配していました。せっかくだしモニター買っちゃおうか、ってことで、値段とサイズ感で適当にチョイスしたのがこれです。

結果として、大満足。個人的には、24インチが一番バランスの良いサイズ感じゃないかなと感じています。大画面で見やすいので、DTMが捗ること捗ること。

なお、サイドモニターではなく、ミラーリングで使用しています。ミラーリングだと単に14インチの画面が24インチに拡大されるだけですが、それで良い。小さいものを目で追うのは本当に疲れるので。

なお、購入はAmazonです。通販だと配送中に画面が割れることがあるとか、サポートが不十分だとか様々なレビューがありましたが、すべて杞憂でした。マーケットプレイスではなくAmazonが公式に発送しているものであれば保証もありますので、安心して購入できます。

第2位:Fender Player Stratocaster®︎ HSS Plus Top

先日記事にもさせていただいておりますね。一瞬にして僕の心を奪っていった、可愛くて愛しくてしょうがないギターです。

詳しくはレビュー記事をご参照いただけたらと思いますが、とにかく木目が美しく且つ、汎用性の高いピックアップ配列で素晴らしく使いやすいギターです。たぶん僕これ一生使うと思います。

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第1位:M1 Max Macbook Pro

もう1位は文句なしでこれでしょう。新型Macbook Proです。

Apple Storeにて、CPU10コア、GPU24コアのAppleシリコンM1 Maxに、64GBメモリと2TBストレージを積んだオーダーしました。DTM特化マシンです。当然、お値段も相応に高額でした。

ただ、これを導入したことで楽曲制作はすこぶる捗っていますし、いままで導入したくてもいろんな要因でできなかった(重くて動かない、ファイルサイズでかすぎetc)音源やプラグインをストレスなくインストールできるので、制作環境は間違いなく向上しています。

こちらもレビュー記事を書いていますので、詳細はそちらをご参照いただければと思いますが、多くの方が心配されているIntel起動のアプリケーションは使えなくなってしまう問題は、ほとんど影響はありません。

快適に動作してくれるので、迷われている方には導入してみることをお勧めいたします。

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【おわりに】2021年は自分のDTM環境を向上させることができた

昨年はパソコン、楽器、プラグインと、DTM環境を大きく向上させることにとにかく重きを置いた買い物をしていました。

やはり、ある程度の期間楽曲制作をしてきたからこそ感じるのは、良い楽曲は良い環境から生まれやすい、ということです。

もちろん、最終的には制作者の音楽的センスがモノを言うでしょう。ただ、その音楽的センスを遺憾無く発揮するための環境は、センスの有無と同じくらいに重要だと個人的には考えています。

僕の買い物が、同じようにDTM環境の拡充を検討している方のご参考になれば幸いです。

 

それでは、今回はこの辺で!

また次回の更新でお会いしましょう!!

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